annabelle

白鳥と共に

SP(エシュペー)というブランドがSTASTNY SU(スチャストニースー)として活動していた時代、初めて展示会へ伺って商品を見せていただいた時、前にも書きましたが答えの出せない自分が居たのを覚えています。ほとんど発注できる商品は見当たらないにもかかわらず、何かが引っかかって結局3回展示会を見て、4回目でようやく初めてオーダーをした。そんなブランドは、SP(エシュペー)以外ありません。何が引っかかっていたかというと、これでした。

SP(エシュペー)白鳥のドレス ¥49,500(税込)

これはデザイナーの赤丸さんが初めて作ったレースデザインの洋服なのですが、初めて展示会に伺った際にこれだけがどうにも気になって、「もう一度見たい」という気持ちにさせていたような気がします。

たっぷりとした生地分量で、脇ガセット。どこかクラシカルな佇まいに、赤丸さんのルーツをあれこれ聞いて、さらに何か引っ掛かるものがあったのかもしれません。

並んだ白鳥が夫婦であり、表情が違うことを力説していたデザイナーの佇まいも気になったのかもしれません。

後ろのギャザー分量も素晴らしい。

ブラックです。4回目に展示会へ行った際に、ようやくお取り扱いを決意して初めて発注を出したのが実はこのワンピースでした。その時はまだプルオーバーデザインだったような気がします。

前を開けて羽織ってもいいワンピースですよね、なんてお話ししていたら、次の展示会で前開きを作ってくれていた。白鳥のレースは、表情はもちろんですが、羽が重なり合ったデザインが本当に素晴らしく、そこに一番関心を寄せていたことを覚えています。こういうこだわりを持っていることって、デザイナーにとってとても大切なことだと思いますから。

袖口にはレールステッチが。

アッシュホワイトはサイズ1が完売で、サイズ2を着用しています。着丈だけの違いですのでお好みでサイズをお選びください。妻の身長は、縮んでなければ155cmです。

サイズ2は着丈が122cmですので、155cmの妻ですとマキシ丈に近い感じで着ています。

100番単糸のコットンですから、透け感はありますよ。白〜ライトグレー、生成りなどとインナーで素敵に着てください。

年間この素材で発売していますし、重ね着をしたら一年中活躍するシャツ生地です。

ベストを重ねたり、、

さらに薄手のコートを羽織ったり。白鳥を中心に春のレイヤーをお楽しみください。

ブラックはまだ2サイズございます。こちらはサイズ1。

もちろんサイズ1でもワンピースで着ていただけますが、こちらはパンツに重ねてスタイリング。

背面のギャザーが本当に美しい。

こちらも上から羽織ったり、、

前開きになったことでTシャツの上に羽織ることもできちゃいます。風になびき、前立ての白鳥がイキイキしているように感じます。

シルクストールをお好みでプラス。

初めてSTASTNY SUの展示会を見てから少しづつ、少しづつ変化を遂げて今のSP(エシュペー)が出来上がっていますが、その変化の中心に常に居続けたのがこの白鳥のドレスだったような気がしています。デザイナー赤丸さんのデザインの原点は、ケルト民族発祥の地と言われるボヘミアンとアメリカやヨーロッパのトラディショナルウェアでした。その2つを結びつけるように必要な洋服を少しづつ増やし、今のSPが構成されているように思います。白鳥のドレスと共に、新しいSPのラインナップをあらためて眺めると、また違ったブランドの側面が見えてきます。そんな商品は、「どう着よう?」と「どう着て欲しいのかな?」を一緒に考えたりして、スタイリングをする楽しさも2倍です。ご自身のキャラに合わせて、さまざまなスタイリングをお楽しみください。

 

 

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