annabelle

「あなたの衣服」

キリのないところに楽しさを見出して、「余白」を遊べるようになったなら、

お部屋の模様替えやファッションのスタイリングなど、今よりもっともっと面白くなる。

余白は可能性と言い換えても良いようなものだと思います。

「キリがないからやめなさい」という言葉が昔から大嫌いでした。

「キリがないから面白いのに」と常に思っていました。

毎年雑記帳のようなノートを年明けに必ず購入しているのですが、

だいたい1年で使い切ります。2014年の年末は、「余白」について

気になったのか、、余白のことが色々書かれています。

その翌年の2015年に、以前から気になっていたブランドのホームページで、

「余白」という言葉を発見して、お取り扱いを決心したことを思い出します。

yourwear(ユアウェア)
ALPACA stole ¥14,300(税込)

素材感が気に入って購入して、自身では毎年必ずもう7年間も使い続けています。

しっとりとした素材感と、洗うたびにふわっと起毛して生き返る感触が大好きです。

ちなみに商品の品質表示はドライクリーニングですので、家庭洗濯はご自身の

判断でお願いいたします。

毎年定番のご紹介となりますが、今年はこちらの2色を。

ベビーアルパカ100%のしっとりとした肌触りは、ちくちく感ゼロ。

ドライクリーニングでは、この形態を維持するようなお手入れになる一方、

家庭洗濯の手洗いでは、洗うたびにふわっと起毛して風合いが増す感覚です。

写真でも少しお分かりいただけるかと思いますが、端が「クルクル」っとなります。

商品の特徴ですのであらかじめご了承ください。。というほど気になるもの
でもありませんし、自身ではそれも気に入っています。

色はベーシックなミディアムグレーと少しシックで大人っぽいキャメル。

両端はリブ編みに。

とにかく気に入って使い続けているのですが、
じゃあ「何がいい?」って聞かれると、yourwearの佐藤さんに
怒られてしまうかもしれませんが、少し答えにつまるところもある。
「すごく温かい」
「すごくしっとりして肌触りがいい」
「シンプルで使いやすい」
「毛羽立つが7年使っていても毛玉にならない」
といった良さは並べられるが、ではそのほかに買ってきた、
品質では劣らない、しかし使わなくなってしまったものとは何が違うのか?
ちょっと上手く言葉に変換できない。

使うほどに、ジワジワと良さが伝わってくるようなところがあるのです。
以前にも書きましたが、噛めば噛むほど味が増してくるガムがあったら
きっとみんなそれを噛みますよね?そんな印象です。

室内でつけっぱなしにするにもちょうど良いですし、

カバンの中に入れるにもかさばらない、つい使う頻度が上がるストールです。

ちなみに私はこんな風に巻いていることが多いです。

特に室内でつけている時は、このほうが落ち着きます。

ジャケットタイプの短い丈のアウターの時などは特にそうかもしれません。

ロングコートではこんな風に垂らしておくだけでもサマになる。

こんな定番的な巻き方も女性らしくて良さそうです。

開きのあるコートなどにぴったりです。

ピンブローチを使っても素敵ですよね。
毎年春に販売している西別府さんの植物を用いたブローチを
留め具に使っていただいているお客様がいて、とっても素敵でした。
ぜひブローチも活用してみてください。

「何がいい?」

やっぱりシャキッとした答えは見つかりません。
でも、そこが魅力なのかもしれません。
地元秋田で、界隈のおばあちゃんを中心にしたニッターさんと
深く関わりながら、手横編みや手編みを駆使して制作している。
その素朴で削ぎ落とされた感性に惹かれているような気がします。
さらに、作り手である佐藤さんの誠実なお人柄を重ね、
つい使い続けているのかもしれません。
yourwearさんのホームページから、一文をご紹介します。
yourwear は、秋冬のためのニットブランドです。

私の生まれ育った北東北は、一年の約半分、吐く息が凍ってしまうような

寒さと、薄いグレーの空に覆われる冬の季節です。

窓の外、ただただ降る雪を眺め、ストーブにぴったりと寄り添って

静かに過ごす時間の永いこと。。。

春の雪解けや、初夏の芽吹きを待ちこがれながら、

寒さの中でカシミアのセーターやハンドニットの柔らかなぬくもりに

包まれる冬の生活も、楽しく、美しく、豊かなものです。

yourwear は、「あなたの衣服」という意味。

着る人、使う人の個性を描ける、シンプルで余白のあるデザイン。

そんなニットで、温かな冬を過ごせたら、と思っています。

                      以上 yourwear ホームページより

フラットで綺麗な質感が、使うたびにふわっと毛羽立っていくサマは、
まさに余白を埋めていき、自身に寄り添っていく時間なのかもしれません。
そして、そこに惹かれているように感じます。
それぞれの余白をお楽しみ頂けますと幸いです。

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