annabelle

sense of sense

FIRMUMとNO CONTROL AIRのデザイナーである米永さんは、

芸大で建築の勉強をしている最中に、ファッションの虜となり、

「洋服の型紙は、建築の設計図と同じかもしれない」という

直感により独学でパターンを引き始め、今に至る。

デビュー当初、合同展示会で「ゴーシュ」と同じフロアで

出店していた時代もあったそうで、ゴーシュの泉さんは当時を思い返して、

「面白い服を作る人がいるな、とすぐに目につきました。」

と、懐かしそうにお話ししてくれました。ちなみに彼らは今も仲良しです。

ハイブランドでパターンナーを勤めていたゴーシュのお二人が見て、

興味深かったのは当然なのかもしれません。

米永さんは、あえて常識を無視して洋服を作り続けていた人だから。

そんな彼らの元に、手作りらしき洋服がたくさん入った段ボール箱が

昨年、突然届いたそうだ。中身を開けてみると、「御社でパターンナー

として働きたいので、自分の作った洋服を見て欲しい」という内容だったとか。

正直、その洋服そのものには興味は湧かなかったそうだが、そのアピールの

仕方にとても興味を持ち、すぐに会ったそうだ。

そして、NO CONTROL AIR、FIRMUM初のパターンナーが誕生した。

FIRMUM
ノーカラーシャツ ¥20,900(税込)

強撚のオーガニックコットンを平織にしたウェザークロスは、

軽くてしっかりした通年使用のシャツ生地です。

着丈はやや長めで前後さがあるロングシャツ。

バックスタイル。

センター剥のジャケットのような後ろ姿に、背面の横ダーツは、

もはや彼らの代名詞とも言えるアイコンになっている。

新しく加わったパターンナーは、米永さんよりだいぶ若いにも

関わらず、物おじせずにはっきりと意見を言ってくるらしい。

口では「面倒な社員が入った」とか言いながら、少し嬉しそうでも

あるのが印象的でした。

当初はパターンメイキングについて、意見の相違もかなりあったようです。

学校でパターンを習ってキャリアを積んできたパターンナーには、

理解不能な点が多かったみたい。何かにつけ、「普通は〜」という

意見ばかりを聞いていたとか。それに対して、「普通じゃないものを

作りたいからそうやっているのに、普通にするな。」という押し問答が続き、

「少し疲れます。」とも漏らしていた。

とかなんとか言いながら、今シーズンからFIRMUMのパターンはその

彼がほとんど任されたそうだから面白い。もちろん米永さん監修の下。

このシャツは、デザイナー米永さんと、新しいパターンナーの意見が

うまく絡み合った代表作だそうだ。肩周りから袖付けのラインを

どのようにまとめるかでかなり意見を交換しあった結果、傾斜を

つけながら、分量を取るダーツを入れることで合意した。

メンズシャツのラウンドを長くしたデザイン。

ガセットもも付く。

シワ感とシャリ感のある素材。

袖口はカフス。

natural

ナチュラルには黒いボタンが付いている。

sand beige

サンドベージュは白いボタン。

off white
natural
sand beige

3色展開です。

TRAVAIL MANUELのサドルパンツにオフホワイト。

前側の丈はオーソドックスです。

後ろ側が長めです。

長年、アナベルの洋服をモデルとして着続けてきた妻に、

着心地について聞いてみたところ、、

肩周りの収まりがなんか良い気がする。。

みたいなことを言っている。

本当か?

実は、これが最もわかりやすい合作だということで、

久しぶりに僕も個人買をしていました。

着てみて驚いたのは、まさに妻のいう通り。

肩の収まりがいい。

そして彼らの特徴も失っていない。

オーバーオールの下にナチュラル。

NO CONTROL AIRやFIRMUMの洋服を着た時の、後ろに

肩線が抜けていく感じがなくなったのですが、見た目の印象は

その面白いバランスを保っています。

なんだか来シーズンは個人買いを連発しそうな予感です。

上下ともにFIRMUM。

パンツはナチュラルがまだ在庫がございます。

サンドベージュはハバーサックのカーゴパンツに。

シャリ感としっかり感もあるシャツ生地だけに、いますぐに

着始めて、初夏や梅雨、夏もしばらくは袖捲りでいけそうです。

今までFIRMUMのシャツ、ブラウスをたくさん着てきた人、、

ぜひお試しください。

米永さんのデザインの魅力は言わば、アナーキーであること。

過去のどんなデザイナーにも傾倒しないこと。

学校で習うことなく独学で歩んできた面白さがデザインに

滲み出て、なおかつ独特なスタイリングバランスによるトータルの

提案力は本当に魅力に溢れている。そんな感覚的な部分を他人に

伝えていくことの難しさは、語るまでもないと思う。

デザイナー米永さんが、疲れるほど議論を繰返した甲斐のある仕上がりです。

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