annabelle

ラインを超えて

今日、お客様に面白いお話を聞きました。

大手百貨店で開催していたモンゴルの物産展のような会場で

たまたまアナベルで購入したFACTORYのヤクのカーディガンを

着ていたら、モンゴル人の販売スタッフにちょっと見せてくれと

言われ、ものすごい興味を示し何度もこう言ったそうです。

「本当に日本人がこれを作っているのか?」と。

それもそのはず、FACTORYの野村さんは15年以上前からモンゴルの

高地、山岳地帯を移動しながら暮らす遊牧民たちと触れ合い、

今ではすごく親しい中。しかも数年前にはモンゴルに紡績所まで

建ててしまったほどだ。 

品質も価格もモンゴル展に出店している本場の方々を驚かせるほど。

しかもその品質にトップメゾン仕込みのハイセンスなデザインが

備わっているわけですから目を引くのも当然なのでしょう。

今日は、そんなFACTORYからベビーキャメルのセーターを2つご紹介します。

まずはこちら。

FACTORY
ベビーキャメルロールネックセーター
camel ¥18,700(税込)

もう何年も定番で扱い続ける素材がこちらのキャメル素材。コビ砂漠の

2こぶラクダの毛を使ったキャメルは、僕が初めてお取引を始めた際に

ストールを購入した素材です。もう7〜8年前ですが、僕のものは

妻と共有してかなり使っている方だと思いますが、現状では毛玉など

一切無く、まだまだ長く使えそうな状態です。当然しっとりと温かい。

ちくちく感も僕は全くありませんし、特別に過敏な方でなければ

ちくちく感じる人はいないと思います。

こちらのカラーは、キャメルの原毛の色で無染色です。

他の色はこのキャメルをベースに染めています。

FACTORYは染色も自社工房で行っています。

名前の通り、ネック、袖口、裾がロールしています。

端っこを留めていますので、これ以上くるくるすることはありません。

マスタード

こちらもファクトリーさんが得意とする色の一つですが、今シーズンの

ものはどこかグリーンがかったように見える感じが新鮮で、僕もスタッフも

一番反応してしまったカラーです。店頭での人気も今の所、一番でしょう。

偶然なのか狙ったのかわかりませんが、とても絶妙なマスタードです。

レッド

ヤクと違ってこちらの色名はレッドです。確かに比べると少しこちらの方が

明るい印象です。とはいえ、ダークレッドな感じで落ち着いた赤だと思います。

ネイビー

ネイビーは明るいネイビーというよりも青みのある鉄紺といった印象です。

白などと合わせると明るく見えますが、黒とも合わせられそうなネイビーです。

ネイビーやブラックは初めケンピという毛端が染まらずにくっついて

いるのがわかりますが、着ていると自然と落ち着きます。

後染の作用もあって、どことなくトップのようなムラ感が見えるのも

ファクトリーの染色の特徴です。このような方法で染色をしている

メーカーやブランドは非常に少ないと思いますので、ブランドの特徴と

して印象に残ります。

写真でものすごく寄って撮影していますので目立ったように見えますが、

実際にみると、購入の際にこれに気が付くお客様がいない程度のものです。

あまり気になさらなくても良いかもしれません。

キャメルは白のサルエルに合わせて。

たぶん最も長く販売しているデザインがこちらです。

安定した人気ぶりを持続しています。

しっかり鎖骨が見える女性らしさや、ロールネックによる

ラフな印象から、「温かいTシャツ」みたいな感覚で買われる方が

多いような印象です。なんだか「かわいい」ポイントが多いセーターです。

なんだかミルクティーのような色味ですね。

ワイドシルエットに着丈がやや短めでスッキリしたところも

合わせやすいのです。

マスタードはデニムのインディゴに合わせてみました。

少し派手さを抑えたイエロー系は、落ち着いて見えるシックな色。

デニムは最も合わせるのが難しいかな?って思ってのあえてのコーディネート

ですが、悪くないのではないでしょうか。定石では、白や生成りに合わせたら

絶対に可愛いし、ボルドーをはじめとした赤系には似合います。

ブラックに合わせたらかっこいい感じで、着る人のキャラによるところ。

着てみるとわかりますが、想像よりもずっと顔うつりもいい。

あまり人と被りそうもない色ですので、今季のおすすめでもあります。

レッドです。

レッドはHandWerkerのコーデュロイワークパンツに合わせて。

本当に、お客様の言う通りTシャツみたいなセーターです。

キャメルは肌触りがいいですから、素肌に着ている方も大勢

いらっしゃいます。暑がりの方はタンクトップの上からどうぞ。

ゆったりとした袖も特徴的です。

そしてヤクや羊毛と比べると、手にい取った時のしなやかさ、ソフトさでは

キャメルに軍配が上がりそうです。毛質が柔らかく、お洗濯で少しダレやすい

側面がございますので、お洗濯をして少し伸びたな?って感じたら、

40℃くらいのお湯でいつも通りの手洗いを行ってみてください。

すぐに元に戻ります。

同系色のfreeman Bのカシミアストールを合わせて。

ブラックはモノトーンでシンプルに。

バッグで色をさして遊んでいます。

ボートネックは年齢層が上の方には嫌われがちなのですが、

この形は例外のようです。

ふらっと近所でのお出かけにもこのくらいのスタイルで

出かけたらかっこいい。ラフなパンツにこのニットで。

ネイビーは先日もお話ししたサープラスカラーで。

浅い鉄紺のようなネイビーは、カーキベージュとの相性が抜群です。

もちろん鉄板のホワイトに合わせたらもっと爽やかに。

一番メンズライクなお色かもしれませんね。

メンズライクなトラッドが好きな方には絶対におすすめなカラーです。

全体にスモーキーなカラーでまとめてサープラス。

もう一つは、一昨年に登場した元祖裾カーブのリニューアルモデル、

カーブセーターです。

FACTORY
カーブセーター ¥18,700(税込)

ネックと袖口、裾もリブ&ロールです。

そして、あらゆるところがカーブでできています。

FACTORYのセーターは全てホールガーメンツですので、

減らしを駆使してカーブを作るわけですが、結構大変な技術です。

裾もこのように前後差のある絶妙なカーブ。

見頃もカーブしているため、よくよくみると減らし目が。

カラー展開は先ほどと同じ全5色展開です。

上から、キャメル、マスタード、レッド、ネイビー、ブラック。

この写真が最も正確な色が出ています。ぜひ色の参考にしてください。

キャメルはブラックのコーデュロイと合わせて大人っぽく。

靴やバッグの小物類もブラックレザーでまとめて落ち着いた

カジュアルスタイルを狙ったコーディネート。

ロールネックと比べると、前後差があって丸みもあるデザインです。

なんせ全身カーブですから。

カシミアのストールを巻いて。

マスタードは、こちらのデザインはホワイトに。

もう合わないわけがない。素敵です。

白に合わせるとその華やかさが際立ちます。

デザインは、ロールネックよりもスッキリとしたサイジングです。

キルティングコートを重ねて。

レッドはKhaki&coのキルティングスターパンツに合わせて。

こちらも技術は駆使していますがとっても合わせやすいデザインに

収まっていますので、大人カジュアルな感覚でぜひ。

靴もホワイトにして、より抜け感を。

ダークレッドが爽やかに見えてきます。

困ったことに、ネイビーまで白で合わせておりました。。

先ほどのロールネックとの比較でお楽しみくださいね。

モノトーンが明るくなったような優しくなったような、

やっぱりネイビーは少し爽やか。

前後差はありますが、前も後ろも上がりすぎず、下がりすぎずな

良い着丈です。

最後はブラック。

ブラックは白ではなく生成りに合わせて少し和らぐ色合わせ。

ロールネックと同じく、本当にさまざまなボトムスとの相性が良い

セーターです。お手持ちのお気に入りにすんなりマッチしますよ。

モンゴル物産展のスタッフの方、ブランドの名前は覚えたのかな。

現地で紡績所まで作っている日本人だと気がついたら驚くだろうな。

いつかモンゴルのどこかで、FACTORYの野村さんと出会したら面白い。

世界は広いようで狭い。そして狭いようでとっても広い。

子供たちの世代には、国境を超えて当たり前に仲良くなるような

世界を作ってほしい。FACTORYの野村一家を見ていると、そんな夢が

現実になるような気も起こさせる。

もう少しFACTORYのご紹介が続きそうです。

明日はまたまたヤクのご紹介です。

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