annabelle

動揺と興奮と、

この前ご飯を食べながらお話ししていた中で、「伊佐さんはなんでデザイナーを目指さなかったの?」って聞かれて、「素直に自分にはデザイナーの才能がないと思った。」という話をしました。デザイナーはいつもお話ししている通り、時に理不尽なほどわがままでいいと思っています。そのくらい我が強くないと面白いものは生まれないのだろうし、きっと魅力にも欠ける気がします。物に対して込める魂が強いのが素敵なデザイナーの特徴だとすると、僕にはそれがなかったということ。なんとなく、自分にはこれが良いけど、あの人にはこっちの方が良さそう、、とか、どうもそんな思考に転じがち。たぶん、だからずいぶん遠回りして、今お店をやっているのだと思うのです。自分にはない強い魂を込めた商品を見たときに、それに気がつく才能は少しだけあるような気がしています。今日、ようやくご紹介できる「yasuhide ono(小野泰秀)」を初めて見た時も、「動揺」に近いような興奮を覚えたことを今も忘れません。

yasuhide onoを初めて発見したのは、たぶん2013年の春夏シーズンで、アナベルもオープンしてまだ2年目を頑張っていたあたりでした。当時よく立ち寄っていた青山のセレクトショップで小さなテーブルに並んで紹介されている彼のマクラメの作品を見て、大興奮したことを覚えています。

ちょうどこんな感じの作品でした。そこはレディースのセレクトショップでしたから、春夏シーズンということもあって周りにはふんわりした涼しげなワンピースやブラウスが並んでいるのですが、その中で小さなテーブルに数点並ぶだけのyasuhide onoの作品が、興奮するほどの存在感を放っていた。

その後、お取り扱いをすることとなり、おそらく2015年あたりから毎年紫陽花の満開になる頃に「展示販売」を開催しておりましたが、今回はあらかじめ制作を依頼して、ネックレスを販売することといたしました。

シルクコードのネックレスは、毎年の展示でもダントツの人気アイテムです。ネックレスはお守りのような感覚で、自身でも付けている石を手に取って見られるのもいい。お気に入りの石を光に翳して楽しんでもらいたい。

こちらは台座に18Kを用いたネックレスで、お値段は¥28,600(税込)

こちらは台座がないシンプルなタイプで¥15,400(税込)

ほとんどの商品がその2種類で構成されており、様々な石の種類をご用意しています。アナベルでセレクトしている昔の作品も今回は通信販売でもご紹介予定ですので、ぜひゆっくりご覧いただければと思います。

18Kの台座付きは、商品点数が少ない関係で、通信販売ページを一つにまとめて様々な石を同じページで販売していますが、台座なしのタイプは点数が多いため、石の種類ごとに分けてページを作りました。たくさん想像を楽しみながら、ゆっくりとご覧いただけますと幸いです。

通信販売はコチラ

 

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