annabelle

シェットランドの羊さん

昔、アイルランドのダブリンを訪れた際、

その街並みの色合いや、所々に点々とあるお店のほとんどが

ハンドニットの専門店であったことに驚きました。

ダブリンは観光で訪れる人が必ず行く場所の一つですから、

観光客に対するアピールもあるのだと思いますが、

石造をメインにした街並みにウッディーな店構えのそれらの

お店の中に入ると、ほとんどのお店で、奥の方で話し声が聞こえてきて、

ちょっと覗いてみると親子らしき女性二人が、トルソーに向かって

何かを打ち合わせている。傍でニッターが手を動かし、来客に気がつくと

ニコッと笑って声をかけてくる。

そういったお店のほとんどが、お店での売り上げで生計を立てている

のではなく、おそらくは海外からのハンドニットの注文を受けて、

それを制作することで暮らしているように思う。

店の傍には、日本のセレクトショップなどでも見かける手編みの

アランセーターなどが積まれており、奥で編んでいるニッターさんの

サインが記されているのがわかる。

シェットランド島には行ったことがないが、アイルランドとも肩を並べる

ニットの産地として有名です。小学校の必修科目にフェアアイル編みが

あるという話も聞いたことがある。そのくらい、彼らにとってはすぐに

役に立つ、収入に直結する仕事なのだと感じます。

今日はそのシェットランド島の羊の原種を用いたセーターをご紹介します。

John Tulloch(ジョンタロック)
Shetland wool henlyneck sweater
white ¥22,000(税込)

スコットランドのホールガーメントのセーターを編むファクトリーとしては、

最もメジャーな会社かもしれませんね。さまざまなブランドの

オリジナルや別注を引き受ける、老舗のファクトリーです。

アナベルオープン当初から来ていただいているお客様の中には、

「あれ?久しぶり。」みたいな嬉しい反応をくださる方もチラホラ。

そうなんです。アナベルのスタッフは全員、数枚の個人所有をしている

ほどのお気に入りにもかかわらず、、およそ9年ぶりの再登場。

なぜか?その理由は、ご想像にお任せいたします。

Light Grey

Moca brown

Dark Brown

全4色展開でのご紹介です。

僕は大好きなセーターの一つで、2着持っていて、1着は10年ほど

着すぎてダメにしてしまって、もう1着を大事にしつつも、今年もう1着

個人発注して購入いたしました。

まずこちらのセーターは、今では希少とされているシェットランド島に

住む羊の毛を使用しているため、シェットランドウールの原種を味わう

ことができるセーターなのです。

市場にある「WOOL100%」のほとんどは何らかのメリノやシェットランド

ウールの改良品種ですが、こちらは原種、ということです。

つまり少しチクチク感は否めません。

更なる特徴は、原種の羊毛の風合いを生かすべく、

無染色で編み立てています。ですので、オフホワイト以外は

全て、メランジ調に色が混じり合っています。

その素朴な色合いも本当に素敵なんです。

そのセーターをアンダーウェアーを1枚噛ませて、

Tシャツのように着る感覚がお気に入りです。

でも真冬は寒いですから、やっぱり下にシャツを着ることが

増えてきます。こんな風にメンズライクなスタリング。

このうえに、ウールのコートですよね。

とってもシンプルで、自身では冬のお気に入りのスタイルの一つです。

もう一つのお気に入りポイントは、1ply(ワンプライ)といって、

糸1本取りで編まれていますので、まさにTシャツみたいな感覚なのです。

シャットランドウールというとヌクヌクとしたブラッシングされて

起毛したような見た目のものや、まさにメンズショップに並ぶような

もう少し地厚なものがメインなのですが、これはそれとは異なる仕上がりです。

おそらく、シェットランドウールの原種をこのようなニットに仕上げている

セーターは、他にないのではないでしょうか?

僕は見たことがありません。

同じく素朴な印象のyourwearのストールと合わせて。

もう、自分みたいです。このスタイリング。

グレーに少しだけ茶味の入った絶妙な色。ライトグレー。

アナベル唯一の細身パンツ、ゴーシュのカツラギテーパーパンツに

合わせて、モカブラウン。

僕が着すぎてダメにしたのはこの色でした。

最後はダークブラウン。

こちらはブラックシープとも呼ばれる、シェットランドシープの

中でも黒っぽい茶色い羊さんの毛を使っています。

あまり見ない厚みのWOOLのセーターですので、

扱いがわからないという方もいらっしゃるようです。

自身では、今くらいの気温ならシャツのうえにこれを着て、

その上からWOOLのコート。

もう少し寒くなったら、アンダーウェアを着て、その上から

このニット、そしてその上からFACTORYさんのヤクのロング

カーディガンをよく合わせています。

その上からであれば、よっぽど寒かったらWOOLのコートを

着ますが、WOOLとヤクの重ね着があったかいので、

アウターは薄手のウールかコットンのものを選ぶことが多いです。

僕の中では、薄手のカシミアのニットと同じようなポジションです。

薄手のカシミアは下にシャツを着る気にはなりませんよね?

このセーターはそれができるので、僕にとっては薄手のカシミアより

活躍する期間も機会も多いのですが、たぶん女性はそれが逆なんだと

思っています。薄手のカシミアの方が活躍機会が多く、こちらが稀。

セーターの下にシャツを着てもいいよっていう女性には、ぜひおすすめ!

お洗濯は、単独の手洗いで脱水は1分でやっています。

洗濯機でおしゃれ着洗いを数枚と一緒にやってみたら、、

少しですが縮みました。

多分、枚数が多い分、脱水が長くなったのが原因かと。。

1Plyでやや甘編みですので、家庭洗濯は慎重に。

必ず単独の手洗い、もちろん中性洗剤。

脱水は短めでお願いいたします。

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