名脇役
どんな場面や物事にも、名脇役が存在しますね。脇役があることで主役が光ることもある。縁の下の力持ちとも言える存在です。「インナー」は洋服の中では脇役にあたると思います。決して表に見えることなく、見た目よりも上に着る洋服がより着やすく、着る人がより心地よくなれるインナーです。アナベルではもうお馴染みすぎるほどの存在ですが、今年はあらたにご紹介するものが登場しました。
CLOSELY コットンシルクテレコタンクトップ ¥8,030(税込)
こちらは例年、初めての方にもリピーターの皆様にも人気のインナータンクトップです。コットン80%、シルク20%で、ウォッシャブルシルクの糸を用いておりますので、安心して家庭洗濯も可能で、ソフトなキックバックが心地よい素材です。
凹凸感のあるブランドオリジナルのテレコ素材は、素材の良さを引き立て、さらに素肌周りに空気をはらみ、しっとりとした着心地と共に、さりげない保温性が感じられます。「真夏はこれは着ないの」というお客様も一部でいらっしゃるくらい、ほんのり温かさを感じる肌触りが特徴です。
襟の開き具合や後ろ下がりもちょうどいいと評判です。春夏のレディースのお洋服は、後ろ下りがとっても大事。せっかくいい感じに開いていても、「合わせるインナーがない!」ということになったら残念ですよね。
こちらは「タンクトップ」というだけあって、しっかりした太さがある肩周り。身頃は着心地を優先したチューブ編みで、縫い目がないのも嬉しいところです。
今回はブラックが完売してしまい、こちらの3色にてご紹介となります。下から、シーソルト、ピンクベージュ、ラベンダーグレー。シーソルトはほんのりグレーがかった白で、オフホワイトとは違った良い感じの真っ白でない白っぽさ。ピンクベージュはわずかに色を変えながら毎回提案のあるヌードカラー。ラベンダーグレーは本当にほんのり紫を感じるグレー。いつもながら絶妙なカラー展開です。
ピンクベージュ
今までで一番ピンクっぽさが際立つピンクベージュ。インナーとはいえ、実は妻も気にするのはちょっと見えている時の色合いなんです。だから色にもこだわりたいし、編み地やバインディングの美しさは重要です。
ラベンダーグレー。
色合いがよく伝わる写真ではないでしょうか。「言われてみれば」くらいの感覚でラベンダーなグレーです。少し華やかさがあるだけで、色は印象を左右します。とても素敵なグレーだと思います。
CLOSELY コットンシルクテレコキャミソール ¥7,480(税込)
今年あらためてご紹介をしたいのがこちら。肩の細いキャミソールタイプです。より夏のレイヤーを意識したキャミソールタイプは、少し以前からブランドから登場していましたが、アナベルではタンクトップだけでのご提案でした。しかし近年、ノースリーブのブラウスやベストのようなブラウスのレイヤーなども増えてきて、より肩周りの華奢さが際立つこちらも一緒に並べようと思いました。
素材やおおまかな特徴はタンクトップと同様で、こちらはブラックインクというカラーがまだございます。
キャミソールというだけに後ろ下りもけっこうあり、薄手のお洋服が増える初夏あたりにはその恩恵を感じることも増えてきそう。
ブラックインクは青みの柔らかい印象のブラックです。例えば黒のお洋服が多く、他の色では配色が気になったり、「目立たない方が有難いのに。。」と思うこともあるでしょう。そんな時はブラックです。ちょっと見えていても気にならないし、アナベルのお洋服と合わせても素材感や雰囲気に違和感が出ません。
インナーは、ファッション年齢が上がれば上がるほど拘りが強くなる部分かもしれません。若い時はインナーにお金をかけるなんて、、と思ってもいましたし、きっとずっとそう思い続けている人も少なくないかもしれません。でも、いつもの白いブラウスが新たな気分で着られる心地よいインナーを身につけるって、とても良いことだと思います。季節の変わり目、本格的な衣替えを前に、インナーの見直しもぜひ。