All is well
annabelleで初めてご紹介したのはこのブランドがスタートして間もない頃で、たしか2018年あたりだったと記憶しています。初めてのブランドではありがちな、身内で盛り上がるけどなんだかな、、、。というもので、すごく反応して購入してくれたのはsonorのバッグを作っている園田さんだけというある意味わかりやすい結果でした。あれから5年以上が経ち、あまりの結果に3年ほどバイイングはしていませんでしたが、タイミングを推しはかり2年ほど前にバイイングを再開しています。
ALWEL ドロップショルダーTee ¥15,400(税込) white
ここ数年はフリースのブルゾンやベスト、ペグパンツなどで皆さんに覚えていただけたと思います。ちょっとスポーティーでちょっとラグジュアリーで、かっこいい雰囲気のブランド。ブランドのスタートが2016年ということですので、僕も2年くらい様子を見ていたことになる。確かにそのくらい様子を見ていた!あの頃からこのテイストで提案していたのが今考えると驚き。Honneteのディレクターと同じ内田さんがディレクションしていますが、あの方のファッション感覚の凄さをあらためて感じるブランドです。
ネックは小さめのクルーネックで、素材がすごい。着たらわかるトロントロンにしなやかなピマコットン(ブランド超長綿)で、薄手でシワになりずらい。
背面のネックあたりにブランドロゴが縦に入ります。
カラーはホワイトとブラックの2色展開。
奈々さんもTシャツを吟味する年齢になり、もしかしたら洋服の中で一番シビアに選んでいるのがTシャツかもしれません。ちょっとしたネックと身頃のバランスや袖付けのバランス。着丈のバランス。そして気持ちのいい素材。ついつい色々求めてしまうアイテムです。
お店を始めた頃は選ぶ基準が全然違っていたように感じます。まだまだ子育て真っ只中で、ほとんど1日中公園にいる日も多く、ファッション性や着心地も大事にしながら、やっぱり値段や洗濯の楽さ加減などを優先していました。
このTシャツは奈々さんも気に入ってお勧めしているTシャツです。スタイルから素材感など、今の自分にフィットしているのだと思います。上質なピマコットンは触っているだけで心地良いのがわかります。
透け感はありますが、それがむしろかっこいい。下にキャミタンクなどを合わせてこんなふうにタックインをしても素敵です。合わせるパンツや小物によってはお仕事でも使えます。
前回の展示会でディレクターの内田さんとお話ししていた時、「粘り強くやっててよかった。。」「我慢してくれた会社にも感謝」という言葉が漏れていた。本当にこういったファッションの流れって面白い。9年前にスタートして、5年くらいは広告を出しても出してもとにかく売れなかった時代を過ごしてきたそうです。アナベルも売れなかったお店の一つ。今はお問い合わせが少しだけどくるくらいになっている。今シーズンはこのTシャツで最後ですが、また来シーズンも少し気にかけてみて欲しいブランドです。そこまで続けても信じられた要因はなんだろう?それはなんとなくブランド名に投影されているように思います。「ALWEL(オルウェル)」は「All is well(きっとうまくいく)」という意味が込められていますから。