annabelle

ツタエノヒガサ

日傘や傘というのは、気に入ったものを探せば探すほど

買うに至らない商品のような気がします。
その逆に、出会ったら衝動で買うようなものでもあります。
アナベルにとって、傳の日傘(ツタエノヒガサ)は、
見た瞬間に「これだ」と思える存在でした。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
段々々黒生成り ¥17,000+tax
傳のデザイナー合田さんと吉原さんが代官山から
蔵前に拠点を移してもう10年近く経つと思いますが、
蔵前に拠点を移す前から、東京下町の職人さんたちと
関係を築き、自身のやれる範囲で様々な取り組みを
続けています。傘はその一つです。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
杜若(かきつばた)抜染 ¥17,000+tax
傳の日傘の柄の部分は、職人さんたちが作る
天然の竹を材料にしています。
新品ではビニールがかかっていますが、
手にしたらぜひ剥がして、経年の変化もお楽しみください。
手に持った感触もとてもいい。
先端に付いたタッセルもストレートの竹の雰囲気に似合います。
こちらも職人さんのお手製によるもの。
これがあることで、手に引っ掛けられて実際に使用すると
とても便利です。見た目の素敵さ以上の実用性もありますよ。
留め具にも竹のボタンが使用され、可愛らしい。
全体のバランスもとても好みです。
柄がストレートであることが魅力の一つではないでしょうか。
初見からとても感覚に引っかかるものがありました。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
黒玉 ¥17,000+tax
傘本体の布地も非常に特殊で凝ったものを作っています。
浜松の注染という技法を用いた布地で、本格的な
日本手ぬぐいや浴衣は、この技法で染色された
布地が使われています。
曖昧なぼけ味が表現できる味わい深い技法です。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
キリン茶黒 ¥17,000+tax
ヒョウ柄やトラ柄などに代表される動物柄というのは、
往々にして派手で取り入れにくい印象にデザインされがちですが、
彼らのキリン柄は、とても日本的な情緒を感じる傑作です。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
ジャガード織 キナリ ¥19,000+tax
こちらは、生地をジャカード織で仕立てています。
あえての同色ジャカード柄は、品があり素敵です。
しっかりと密度のある織物で、キナリですが
しっかりと日傘の効能は果たします。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
柿渋cotton ¥19,000+tax
柿渋linen ¥19,000+tax
柿渋染めは、遠目にはまったく違いが判りませんが、
身生地にコットンと麻の2種類が存在します。
見た目の違いはわずかですが、持った印象は、
若干、コットンのほうが軽く感じます。
厳密には色の違いもありますが。
左が麻。右が綿。
傳tutaee(ツタエノヒガサ)
武州藍 ¥19,000+tax
藍染として知名度も高い埼玉の武州藍で染めています。
経年で変化する色合いも味わい深い。
UV加工がされていますので、そのままの藍染のような
激しい変化はございませんが、年数を重ねることで
まさに味わいとして現れます。
武州藍 ¥19,000
柿渋 ¥19,000
ジャカード織 ¥19,000
キリン茶黒 ¥17,000
黒玉 ¥17,000
杜若 ¥17,000
段々々黒生成り ¥17,000
これから毎日必要になる日傘。
探せば探すほど買うに至らない日傘。
心が動いた時が買い時です。

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