テハマナのカバン
アナベルを始めるとき、様々なブランドをあらためて見てまわりました。
スタイリングで提案したいと当時から考えていたので、R.U.などのシューズ、
ayameソックスなど、小物も重要視していました。それは洋服がシンプルに
なればなるほど、小物使いでらしさとも言える個性が滲み出るように考えたから。
車を使って西は神戸あたりまで、途中で大阪や名古屋も寄り道しながら、
色々なお店を見てまわって、気になったブランドに声をかけた。
その中の一つが、今日ご紹介する「Teha’amana(テハマナ)」です。
Teha’amana canvas lozenge bag(キャンバスラゼンジバッグ)
white / black ¥19,800(税込)
大阪と和歌山の県境にある大阪府河内長野市にテハマナはあります。
市街地から離れた、小高い山の中にアトリエと自宅があり、
数名のスタッフで様々なカバンや小物を製作しています。
white
本体の布地はパラフィン加工が施されたキャンバス生地で、
汚れが付きにくく、水にも強いのが特徴です。
底面や、、、
ハンドル部分。
表面の補強パッチにはレザーが使用されています。
イタリア、トスカーナの植物タンニン鞣しであることが認定された
レザーに与えられる印だそうです。部分使いとはいえ、上質なレザーを
用いているあたりは、流石に凝り性な作家の性格がうかがえます。
black
テハマナさんを訪れた際、工房も見学させていただいたのですが、
作り手の西本さんともたくさんお話をさせてもらいました。
趣味の多い人で、自転車やカメラはもとより、なんと裏山を
使って養蜂を行っていたのです。
趣味の範囲を超えていませんか?養蜂ですよ。
そこで初めて見た日本蜜蜂が思いのほか小さくて可愛らしいのには驚きました。
作家の西本さんは、そこで蜂蜜の採取はもちろん、レザークラフトで
使用する蜜蝋も自前で用意しているのです。なんでもとりあえず、
自分で作ってみるそうですが、その完成度の高さにびっくりします。
そのとき見せていただいた木製のバターケースも、趣味とは思えない
しっかりとしたものでした。
テハマナの作り手である西本さんは、度の超えた凝り性であり趣味人でした。
底面がこのように菱形にデザインされていることから、
このバッグの商品名も決まったそうです。
「lozenge=菱形」
大きさは見ての通り。スクエアなちょうどいいサイズ感。
テハマナではこちらがSサイズでひと回り大きなLサイズも販売しています。
アナベルではSサイズのみのセレクトとなります。
このように肘にかけたり、、。
このように片手で持ったり。
この二つの持ち方をメインに考えて、ハンドルの長さが決まっています。
これ以上長くすると、ワンハンドで持った際に地面に擦ってしまうかもしれない。
しかし、写真にはありませんが、肩掛けもできるサイズです。
小さすぎず、大きすぎず、ありそうでない、
ちょうどいいサイズです。
こんなふうに混み合った電車に乗ったとき、
防犯的に少し不安になったりしますよね。
こんなふうに同じく電車に乗ったとき、
留め具がないと中身が全開でちょっと気になる方もいますよね。
安心してください。
しっかりしたホックがありますから。
外側についたポケットも色々と便利です。
内側にはたくさんのポケットがあるのです。
実際に入れてみると結構入りますので、
このハンドルの長さが有難いのかもしれません。
しっかり物を入れた時の重さを考えると、ハンドルが
長くなる分重さを感じてしまうから。
試しに自分の荷物を移してみました。
ぐるっと一周あるポケットがとても有難い。
お財布、携帯、カードケース、鍵など細かなものが
すぐに取り出せる。
中身はこのような内容です。
PC、雑誌、ノート、ポーチ、ペンケース、ミニ長財布、カードケース、
キーケース、携帯電話。
入れた感じ、まだまだ余裕を感じました。さらにペットボトルも余裕です。
巻物くらいなら衣類も入ります。
余裕があったのでさらに大きな本を入れてみました。
雑誌よりさらにこんなに大きく厚みのある写真集も、
先程の荷物にプラスして全く問題なし。
このくらい入れますと、、想像できる重量がございます。
そんなとき、この短めでしっかりしたハンドルは嬉しいもの。
ベーシックなパンツスタイルにはもちろん似合います。
ゴーシュのカツラギワイドパンツやTRAVAILMANUELのサドルパンツ。
今シーズン新登場のカツラギ極太パンツにも。
スカートスタイルにも似合います。
カジュアルでシンプルなスタイルなら何でも合わせていただけるカバンです。
カバン自体の重さは軽いので、軽くて丈夫で使い勝手もよろしいかと。