さすがのGジャン
妻が苦手な洋服の第一位は襟のあるキチッとしたシャツです。
キチッとしたものが キャラに合わないのか、体型に合わないのか、、。
10年間で何度か撮影もしていますが、ほぼお披露目したことはありません。
ラフであってもシャツ襟がどうやら苦手なようで、若い頃から買い物を
していて、Gジャンも一度も買ったことがありません。(試着は多数あり)
しかし、この歳にして初めて妻にも似合うGジャンを発見いたしました。
HandWerker
起毛デニムジャケット
僕も展示会でメンズを試着しましたが、こんなに新鮮な感覚を
得られるとは思いませんでした。パっと見た感じ、昔のGジャンの
雰囲気を継承したリプロダクトのような印象を持っていたので、
そのギャップで余計にそう思ったのかもしれません。
ゆったりはしていますが、非常に収まりがよく、野暮ったさを感じません。
袖も太めですが見ての通りかなりカーブをつけたデザインです。
全体には50年代のアメリカやヨーロッパの古着を連想させるのですが、
襟の下り具合が全く違います。すごく今の感覚でした。
印象を決定付けたのは襟だろうと思います。
配色になったステッチも非常に細やかで、ワークには見られないような
コバステッチがとても丹精で美しく印象的です。
一方でペン差しなどのワークウェアのディテールをレディースにも
しっかりと取り入れていくのがHandWerkerの良いところ。
遠目には目立たないよう、ステッチの色を同色と配色で使い分けています。
デニムですので、馴染むまでは多少の硬さが伴いますが、このデニムは
すぐに馴染むことでしょう。そうなった際に、太い袖がより一層存在感を
増し、袖口をキュッとしたくなることと思います。お好みで袖口幅には
変化がつけられるように、ボタンは2つ。調整が可能です。
一番気に入ったポイントはこちらです。
実は裏面が起毛した、裏毛のデニムなのです。
この加工があることから、デニム全体のタッチもソフトで
ややナチュラルな伸縮性も感じられるほど。
一瞬、「着られる期間が少なくなる?」なんて考えましたが、
冷静に考えてそうではなく逆に着る機会が増えそうです。
僕はGジャンが好きで昔からよく着ますが、だいたい着るのは
春(3月下旬〜4月下旬)、そして秋(10月〜11月)です。
ボアまでいくと冬にしか着られなくなりますが、通常のGジャンと
同じような季節は問題なく着ていただけます。そのくらいの起毛感です。
そして、起毛していることと、このサイズ感が功を奏し、通常のGジャンより
冬まで、アウターとして活躍する機会が増えそうです。
裾から少しセーターが見えているのも可愛らしそう。
ボトムスはゴーシュのカツラギ極太パンツのブラックです。
着丈が短めですので、ボリュームのあるパンツやキュロット、スカート、
ワンピースにも似合いいそう。
Gジャンで、場合によっては感じられる野暮ったさを全く感じませんでした。
本人もお気に入りの様子。
かっこいいと思ったのは横から見た時の裾の収まり具合。
とてもすっきりとした印象です。
春と同じく順当に秋を感じさせる日々の変化を感じます。
店内もいよいよ秋冬もので埋め尽くされました。
ぜひ直接ご来店が可能な方はお待ちしております。
違いを感じさせるGジャンはさすがです。