annabelle

Honnete姉妹伴〜伝説の普段着〜

気温が上がって夏を意識し始める頃、それは5月の今時期で「初夏」とも言いますね。その季節の風物と言っても過言ではないほど、お店の定番として多くのお客様に浸透しているのが「Honnete姉妹伴」です。Honneteは元々フランスのファブリックメーカーとして様々なブランドへの生地の供給をする会社でした。現在では生地だけでなく生産まで請け負うファクトリーにまで成長しています。

そんなHonneteに、特注とも言える数々の別注商品をお願いして作ってきたのが「姉妹伴企画」です。西荻窪のpoefuさんと一緒に、annabelleとpoefuでしか販売していないHonneteを作ろうと、今から11年前にスタートした企画です。姉妹伴とは、中国福建省、惠安地域に古くから伝わる文化慣習で、数名の女性たちが小さな頃から本当の姉妹のように寝食を共にし、互いの家を行き来することで、その絆は本物の家族のような深い絆となるそうです。我々annabelleより1年先にオープンした西荻窪のpoefuとannabelleの関係を姉妹と捉え、2店による共同別注企画を「姉妹伴」と名付けました。

さて今年の姉妹伴は、、全3種類です。ギャザーワンピース、ギャザードレス、ギャザーブラウス。今日はその中から、ギャザーワンピースをご紹介します。

Honnete Gather onepiece ¥31,900(税込)オーバーダイホワイト(for annabelle)

Honnete姉妹伴の中だけでなく、annabelleオープンから12年間販売を続け、今もなおカタチを変えることなく支持され続けている唯一のお洋服がコチラです。注目すべきは、時代ごとにスタイリングに微妙な変化を加えることを繰り返し、いつの時代にも素敵な装いを実現してきたことではないでしょうか。身頃に直接カフスが付くという大胆なデザインも初めて見た13年前、本当に気分が上がりました。

この袖付けは、流石のHonneteも何度も仕様変更を申し出るほど難しかったようで、工場に嫌がられながらも何とか続けた価値のあるデザインだったと思います。

カフスは裏側にボタンがあり、これを外して着る方も多くいらっしゃいます。

サイドポケットもございます。

背面は横に広いヨークがあり、幅広のシャツのようなデザインのワンピースです。

ヨークから溢れ出るたくさんのギャザーが素敵です。オーバーダイホワイトは、その名の通り白い生地の上にわざわざ白い染料を染めたもの。こうすることで、まずは他の色と同じような風合いが生まれます。さらに染色のない状態の白と比較すると、断然透けが目立ちません。(白ですから透けはしますが)これはたぶん5年くらい前に企画した色だったでしょうか。。その復刻カラーです。

お次は記憶に新しいクリアグリーン(姉妹伴カラー)昨年から引き続いての人気色。名前の通り、グリーンを目指しながらもクリアにすることで着用した際の印象はどことなく「ライトブルー」を感じさせる絶妙な色。

この色、覚えてらっしゃる方も多いかもしれません。「緑青(姉妹伴カラー)」です。日本の海の色をイメージしてブルーとグリーンの中間からややブルー寄りに仕上げたニュアンスカラー。今回久しぶりに復刻させて驚いたのは、昨年作ったビリジアンに酷似していたことでした。あんなに「新しい色!」と思って作ったビリジアンが、実は過去に作った緑青に近かった事実は、ちょっと自分にとって嬉しいことでもありました。やっぱり好きなものは大きく変わらないようだと。

ちなみにコチラがその比較です。店内で見ると違いがわからなくなるほど近い色なのですが、ビリジアンはグリーン寄り。緑青はブル寄りです。何度も復刻を期待された緑青が久しぶりの登場です。

コチラも人気の高かった「フューシャピンク(姉妹伴カラー)」眩しいほどの強い色彩で、夏を彩るフューシャピンク。白や黒といった無彩色とのスタイリングは想像以上に素敵です。

コチラはおそらく2013年に作った「ゴールドベージュ(for annabelle)」艶やかな麦の色を求めて、もっと深く、もっと深く、と何度も染色見本を出してもらって完成したお色でした。コチラは時期は覚えてはいませんが、途中で一度復刻をしたことがあるお色です。

このように、今回は全てのカラーを「復刻カラー」で揃えました。あらためて自分たちが出してきた色を見直し、annabelle、poefuがそれぞれに選んだ、いわばオールスターのような感覚の5色です。ちなみに、選んだ色が2色異なり、poefuにはannabelleにない色が2色ございます。フロストグレーとダスティーピンクです。両店を見比べながら、全7色展開からお選びいただけたらと思います。

そして、ギャザーワンピースは昨年の販売分から、最後にコチラの色が加わります。

「ロックソルト」という岩塩をイメージした透明感のあるピンクベージュ。特徴は、ピンクの印象もベージュの印象も強くないということ。コチラも白、黒の無彩色にはものすごく相性がいいニュアンスカラーです。

それでは同じ洋服を色違いで12年間に渡り着続けてきた妻に、今回も着てもらいます。

ホワイトは、下にブラックのTシャツを合わせても透けが気になるレベルではないのが嬉しいところ。もちろん印象の個人差はあるとは思いますが。。

胸元にブラックをチラリと見せるように着て、今年久しぶりに被りたい気分であった帽子のリボンもブラックで引き締めて。ボトムスはファクトリーの涼しいパンツを合わせています。

白、黒、ブルーという絶対に素敵な3色の合わせ。袖は肘の上あたりで、今時期は羽織を合わせ、梅雨明けの真夏から秋口の9月上旬辺りまでタップリと着て頂いているワンピースです。

ワンピースと言いながらも、昔はレギンスなどでワンピースとして着ていた時代もありましたが、今はロングシャツ的な着こなしがメインのワンピースです。最近この商品を知った方は、「ワンピースじゃないよね」って思うかもしれませんね。

クリアグリーンは生成りとカラフルなバッグがポイントです。

お洋服はインナーも白にして、優しいトーンでまとめてみました。帽子もベージュに白いライン。サンダルはグレージュ。唯一バッグだけがカラフルというのがお気に入りポイントとなっています。

夏の旅行にこんなスタイルでいかがでしょうか。

パンツはゴーシュの極太パンツのオックスフォード素材で、非常に軽く涼しいパンツです。やっぱりゴーシュのお洋服は、どこかシャキッとしますので、取り入れるとラフになりすぎず、こんなスタイリングには本当に良いバランサーになってくれるのです。

緑青はブラック、ホワイトに絶対に素敵に似合うのは分かりきっていますので、今回はブラウン系でスタイリングしてみました。所々にブラックを挿しているのがポイントでしょうか。

素材は丈夫さもある伝統的なアイリッシュリネンを使用していますので、上質さと日常での扱いやすさもあって人気なのではないかと思います。我が家でもさすがに11年前に購入したネイビーがくたびれ果てた感はありますが、それ以降に購入している色はまだまだ現役です。年によって、「このかたち今年は良く着たなー」という凸凹はあるものの、妻の夏のデイリーウェアといえば、Honneteのアイリッシュリネンでしょう。

ブラウンのパンツにも似合いますね。ブラックをうまく使うのがいいのかもしれません。

我が家ではお洗濯も多くて大変なので、ネットに入れて通常のモードで中性洗剤で洗っておりますが、より長持ちさせるには手洗いのお洋服とまとめて手洗いモードなどでお洗濯していただくと、色褪せなどもかなり軽減します。

フューシャピンクはブラックに合わせて落ち着いた雰囲気で。

色は鮮やかですが、鮮やかな色はブラックに合わせると大抵の場合シックにまとまります。

インナーもホワイトで、「モノトーン×フューシャ」です。

そしてフューシャは何故か2つ撮影しておりました。たぶん、慌ただしい撮影で、何を撮ったか混乱したのでしょう。同じようなスタイリングになっていなかっただけ幸運です。

しかし、しかし、先ほどの色を反転させたような「モノトーン×フューシャ」というのが面白い。やっぱり強い色ですから、基本的には白、黒、生成り、グレーなどの色とのコーディネートをたくさんのバリエーションで楽しむのが正解でしょう。

ゴールドベージュはゴーシュのライトデニムの極太パンツに合わせて。ベージュはとても汎用性の高い色ですから、白、黒、デニムのほか、例えばブルーやネイビー、生成り、ライトベージュなどの同系色、オリーブグリーンやピスタチオカラー。鮮やかな原色のグリーンとも相性がいいと思います。一着で色々な色合わせにトライできる色ではないでしょうか。

今回は本当に帽子が気分。たくさんのスタイリングで帽子を被りたくなりました。

ファッションの定番というと誰もが知る「リーバイス501」が存在しますが、501も長い歴史の中で「大戦モデル」「ビッグE」「66(ろくろく)」「赤耳」など大雑把に分けても相当なデザイン、素材変更を伴い、今に至ります。ちなみに僕は「66(ろくろく)」が好みで、今でも2本所持しています。それはどうでも良いのですが、Honneteのこのワンピースも、10年が過ぎたあたりでマイナーチェンジの話も持ち上がりました。しかし考えた末、マイナーチェンジを断念したのです。本当に下手に触って壊したくないくらい、今の時点では完成された一つの形なのだと思っています。

ロックソルトはホワイトのジョガーパンツに合わせて。こちらのパンツは完売しています。

昔はこれをレギンスやショートソックスで合わせて、透け防止のインナーを着用することでワンピースとして提案していましたが、着丈がどんどん長くなるトレンドに対し、これも長くしようかと思いながらもそうはせず、他にあまり見かけない半袖の上等な羽織として提案することで、真夏の着こなしの幅を広げてくれたような気がします。人によってはプリントTeeを中に着ても良いのではないでしょうか?靴を履かないでビーサンでとことん日常着で着倒しても良いのではないでしょうか?

「高くなった!」という方もいらっしゃるかもしれません。でもちょっと考えてみてください。値上げがブームかと思えるほどの昨今で、今回Honneteは耐えに耐え忍んでの値上げです。12年前、¥23,000(税抜き)が数年後に¥24,000(税抜き)となり、それから5年ほど耐え凌いで昨年¥25,000となってからの¥29,000(税抜き)。年間500円ペースの値上げですが、ある意味正直で不器用なのかもしれません。これだけ値上げが多い昨今で、3年前から1000円づつの値上げを小刻みに繰り返すメーカーがほとんどの中、もうダメだというタイミングでの今回の値上げです。

しかしさらに冷静に考えてみると、Honneteが使用しているのはリネンの王様とも言われる「IRISH LINEN(アイリッシュリネン)」です。しかも頑固に貫き通した身頃に直接カフスを付けた特異的なデザインのお洋服。しかもフランスのメーカーです。¥29,000の方が正当なのでは?と思えてしまいます。今までがラッキーだったのかもしれません。それだけの商品だと考えています。良い商品であることは、12年間の販売実績が物語っているのです。身近での愛用者がこれだけ多数いるお洋服も他になく、そのほとんどの方々が長年愛用してくださっているのです。毎夏着ている妻を目の前にして、つくづく思います。「これを超える普段着は現れるのだろうか?」と。

※通信販売は明日、5月14日(日)20:30〜 開始いたします!ぜひご覧ください。

 

 

 

Other blog

  • 2024.07.19夏の浴衣のようにmore
  • 2024.07.18彩のピアスmore
  • 2024.07.13FACTORYのワンピースmore
  • 2024.07.09バイヤーみたいな心持ちでmore
  • 2024.07.08大人のTシャツmore
  • 2024.07.06涼しいだけじゃないmore