Pickup#25 「高城染工〜藍を込めて、藍に染めて」
「blue in green(ブルーイングリーン)」は、annabelleでもお馴染みとなりつつある、岡山県児島にある老舗染色工場の「高城染工(たかしろせんこう)」4代目がスタートさせたアパレルブランドです。始めた理由には、もちろん洋服作りが好きという事もありますが、同時にインディゴ染色の魅力を伝えたい思いが込められています。
100年以上の歴史を感じさせる迫力が十分に伝わってくる染色場です。直径50〜60cmのカメが10数個連なり、全て手染めで行い、何度も何度も染めては洗い落とし、乾燥させることであの色移りのしない深いインディゴ染が出来上がります。
ブランド名の由来はこの写真の染色風景からも想像できる通り、インディゴの染料は色がグリーンです。それが酸化することで化学反応により染め返すことで徐々に深いブルーへと育ちます。
縛ったり絞ったりすることで、模様を描くことができるのも染色の醍醐味です。4代目は若かりし頃、単身ニューヨークに渡り、洋服の勉強をした経験があります。帰国後は、家業である染色の技術を学ぶため、様々な現場を経験し、今に至ります。化学反応染と天然染の双方の魅力やメリット、デメリットをしっかりと理解した独自の染色方法を確立しています。
非常に時間と労力を費やす彼らの染色は、アパレル他社の染色請負を一切受け付けることが出来ないほど、コストも時間もかかります。そのため、白物と一緒に洗濯をしても色移りがしない素敵なインディゴ染を味わうことができるのは、彼らのオリジナルブランドを通してのみというのが通常です。
今回は、そんな彼らのオリジナルブランドをパンツを中心にたくさんご用意していただき、即売会を開催すると同時に、彼らのインディゴ染色の魅力を感じていただける機会となるよう、期間限定で「染め直し」をお受けいたします。お客様のお気に入りで、気分転換を図りたいお洋服や、少しくたびれてしまったお洋服をぜひお持ちください。
「高城染工〜藍を込めて、藍に染めて」
展示期間:7月1日(土)ー4日(火)
場所:annabelle304(annabelle店舗ビル3F 304号室)
<染め直し企画について>
染め直しの料金は、染料を使用する量と染色にかかる時間で主に決まりますが、お洋服の種類別でのおおよその目安は以下の通りとなっております。
・Tシャツ ¥3,000〜
・シャツ、ブラウス ¥4,000〜
・ワンピース、スカート ¥5,000〜
・パンツ ¥5,000〜
・ストール ¥3,000〜
・布の帽子、小物等 ¥3,000〜
以上がおおよその料金設定となります。なかなか体験できない価値のある染色をお気に入りのお洋服でお願いしてみてはいかがでしょう。
<染め直しに関する注意事項>
・色はインディゴの濃淡2色でお受けいたします。
・お渡しは8月のお盆明けから末までのあたりを予定しております。
・染色のできる素材は、コットン、リネン、レーヨンの3種類に限らせていただきます。
・ポリエステルの縫製糸は染まりませんので、配色ステッチの仕上がりになりますこと、ご了承ください。
・ボタンは浅く染まりますので、染めたくない場合にはあらかじめ外してお持ちいただけますと幸いです。
・肩パットなどある場合には染色により、ヨレなど生じる場合がございますので必ず外してお持ちください。
4日間限定となりますが、ぜひご来店お待ちしております!