タッチを言葉に
洋服にとってデザインとか生地のクウォリティーは大切である。当たり前か。デザイナーの意思みたいなものも大切である。僕は展示会でもそういうところを探しがちだ。他に大切なことはなんだろう。たくさんある。色味とか、サイズ感とか。あとはタッチ。手触り。子供が大好きなぬいぐるみが硬かったら、ちょっとどうかと思う。いや、硬いぬいぐるみが好きな子がいてほしいし、もしいたら興味津々だ。しかし女性が着るボアの手触りは、一般的なぬいぐるみのようであって欲しい。
ARTEPOVERA ReMakeボアリバースブルゾン ¥50,600(税込み)
フリーサイズなので、男性が着ても良いと思いますが、ドロップショルダーで袖口もゴムシャーリング。そしてタッチはぬいぐるみ。だからやっぱり女性に着てもらいたい。
ボアはフランス軍のアウターのライニングに使用されていた保温力のあるボアをリメイクして使用しています。
ハイネックのデザインは大人にも若者にも素敵なデザイン。
袖口はゴムシャーリングで、ハイネックとのバランスが可愛らしい。
こういう雰囲気の洋服のポケットは意外に重要ではないだろうか。こちらは両玉縁。引き締め役として申し分ない。
裾にはスピンドルが付き、絞り調整が可能です。
そしてこの洋服は、リバーシブル。片側はフランス軍に採用されていたポリエステルボア。当然温かい。片側は現代のコットンナイロンの高密度クロス。アウトドア物のような実用に特化した感はないが、かなりのヘビーデューティ。
こういったポケットのデザインにファッションブランドらしさを感じさせる。
きっとどちらを表に着ても温かい。
ぬいぐるみのようなタッチ。
大きいから可愛いナイスなサイズ感。
ロングワンピースやスカートに合わせて。
裏返して。
風を防いで中が温かい。ちょっとハードなカジュアルなイメージは、ボトムスのスカートが中和してくれる。
パンツスタイルには裾を絞って。
もちろん、パンツには絞った方が良いというわけではなく、パンツに応じて裾の長さも変わるので、とてもスタイリングには便利なスピンドル。長すぎて重いな、、なんて思ったらキュッと絞る。多分もっとバルーンなシルエットだったり、股上がここまで下がっていない通常のパンツなら絞らないのも可愛いと思いますが、このパンツには絞った方が素敵でした。
お店で実際に触らないとはっきりとはわからないのが「タッチ」です。それをブログや通信販売ページで伝えることはとても重要なことだと思っています。通信販売ページのテキストはほとんどスタッフの横やんに任せていますが、できる限り擬音語なんかを駆使して「タッチ」を伝えて欲しい。「ふっくら」「ふかふか」「もふもふ」「すべすべ」「ファーファー」「ドライタッチ」「しっとり」「カサカサ」なんでもいい。触った時の感触を言葉に乗せる。これはちなみに「もふもふ」の「ぬいぐるみ」