annabelle

アルパカの顔を思い浮かべながら

皆さん動物はお好きですか?先日ご紹介したFACTORYさんから頂いたモンゴルの写真にもたくさんの羊やヤク、カシミアがいて、可愛らしい姿にみとれておりました。一番愛嬌のある動物ってなんでしょう?やっぱりパンダでしょうか?あの座り込んで笹をムシャムシャ食べる姿は冗談みたいに可愛らしい。よく見ると目がマジなところも好き。そういう意味で、アルパカも大好きです。あれは毛を販売するために改良された家畜さんですが、毛が伸びちゃった姿も、刈られて毛がない姿も、なんかパーマかけられちゃったみたいな髪型も、、どれをとっても可愛らしい。これまた目がマジなところが好き。ちょっとシュール。今日は7年くらい前にゴーシュさんが始めたペルー生産シリーズから、アルパカウールのセーターのご紹介です。(通信販売はコチラ)

ゴーシュ アルパカウールワイドセーター ¥26,400(税込)

こちらはホワイト。ここ何回か続いているワイドセーターです。アルパカが65%で羊毛が35%。アルパカは軽くて温かい毛として、カシミア、ヤクに並んで昔から知名度の高い毛です。もしかしたらヤクよりもメジャーなのかもしれません。本場の南米ペルーのアルパカニットは、ギュッと密度のある、意外にヘビーで防寒性重視なものが伝統的なものとしてありますが、ゴーシュがペルー生産で作っているのは、甘くてふわっとしたものが今は中心です。こちらもふわふわ。

表面をふわっとなるように掻いて、このような表情に仕上げています。

ネックの形は相変わらず。立体的な丸首です。ペルー生産を始めた当初は、こういったゴーシュの特徴とも言える細かなデザインの再現が難しくて、断念しようかとも思ったそうですが、製品自体の仕上がりの上手さに期待して何度もサンプリングを繰り返した結果、思っていたような素朴さを兼ね備えた良いセーターができるようになったそうです。

裾リブは細めで、ワイド幅で着丈も長め。ゆったりした着心地なので、カットソーを着るような感覚で着てもらえるセーターです。FAVCTORYさんにはないテイストなので、毎回ゴーシュさんが作る限り、セレクトさせてもらっています。

グレーは無染色です。他のメーカーと同様に無染色は最もタッチがソフトで風合いがいい。一番ぬくぬくとした肌触りです。アルパカは毛を販売するために品種改良されているので、羊と同じく毛の色もさまざまです。ホワイト、グレー、ブラック、ちょっと茶色っぽいやつや黄色っぽいキャメルっぽいやつ。色々です。このグレーはとてもクリアですね。かっこいい。

こちらがブルー。ゴーシュの代名詞的な差し色。どうやって染色の指示を出しているのんでしょう。深みがあって鮮やかですよね。同業者間では「ゴーシュブルー」なんて呼んでいます。ありそうで、実際に比較すると全然違うんです。こういった鮮やかな色は、一歩間違うとチープになり、大人っぽさに欠けるようなことになるのですが、ゴーシュさんのブルーはどの商品で見ても本当に素敵です。

ホワイトは賑やかなASEEDONCLOUDのプリントパンツに合わせてみました。ASEEDONCLOUDは自然と人類をテーマにしたコレクションが多いので、こういったセーターとの相性は内面的に見ても相性がいい。アルパカも喜んでいるのではないでしょうか。

これだけで素敵ですが、これから寒くなるにつれて重ね着が楽しみですよね。布帛のウールのベストとかも良いですし、シンプルにかっこいいコートを重ねるだけで温かさも十分で見た目も素敵。

素材感のある白のセーターですから、たぶんボトムスがなんであっても大丈夫。頼りになるセーターです。

グレーも全体に明るくスタイリング。

パンツはこれからのご紹介ですが、同じくゴーシュのウールにキャメルが入った上質なパンツ。標準的なワイドストレートシルエットですから、どなたでも取り入れやすい冬の温かパンツ。

軽やかに見えてとても温かいスタイリングです。アルパカ、キャメル、ウール、、。温か素材のオンパレード。分厚いどっしりした冬のスタイルも僕は大好きですが、女性の冬のスタイルは「軽くて温かい」が支持されています。それには素材の上質さが肝心かと。

最後はブルー。ゴーシュブルーは色の再現が難しい。写真では上手く撮れていると思うのですが、なんせ何で見るかで色が変わる微妙な色。僕のマックブックと会社の作業用の大きなマックでも違うし、、スマホで見たらちょっと暗い。。その辺りはどうにもなりませんが、だいぶ実物通りに見ていただけるかと思います。あえて言葉を加えるとしたら、今少し紫っぽく見えるブルーに感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、実物は「青」が勝ります。ただし、毛がファーファーしているので尖った青にはなっていません。優しい鮮やかな青。

昨年はラベンダーブルーのような色を展開していましたが、あれをどんどん鮮やかに青くしていった感じ。今回は同系色のスカートに合わせてみましたが、白いボトムスやブラックにもよく似合います。

寒色のスタイリングは秋冬に目が留まりますよね。上に何を着ようか?これも楽しみなスタイリング。通信販売ページでは上にアウターを着た写真もあったかと思います。ぜひご覧ください。アルパカの愛嬌のある顔を思い浮かべながら。

(通信販売はコチラ)

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