annabelle

皆さんの流儀で。

月に1回、同じビルにアトリエのあるsonorの啓太さんと呑みに行きます。話題は少し仕事の話。ほとんどがお互い好きなバイクの話。この前はそこにLCFの立川さんが加わって、いつも以上にほとんどバイクの話しかしない会でした。そこで話題になったのが女性には全く興味の湧かないカスタムの話。洋服のスタイリングに少し似ているけど、ファッションより「流儀」のようなものがあるというお話をしていた。「これとこれは、、合わせない方がいい」ようなことをプロショップの人に言われることがあると。しかしそれはそれで、プロショップとしての哲学を持っているからこその話だから逆に面白い。

洋服のスタイリングは当然自由なのですが、超個人的には似たような感覚は持ち合わせている。今日はちょうどそんなことを感じながらスタイリングした珍しいウールのスウェットデザインのカットソーをご紹介します。

CLOSELY(クロスリー) ウールインレイトレーナー ¥25,300(税込)

「こういうの欲しかった!」という洋服の代表のような存在です。僕は昔から好き。「ウールのトレーナー」探すとなかなか見つからないし、たまたま出会うものもインポートの商品で妙にお高かったりする。CLOSELYさんのような良質で適正なお値段の商品を作ってくれるブランドで出会えるなんて嬉しい限りでした。

この三角は元々はスポーツスウェットに付けられた汗止めのためのデザインで、ここだけより汗を吸いやすい布地に切り替えたりしたものが古着などではみられますが、これは共布で切り替えたデザイン。

着た時にスッキリと見える袖周りはとても好印象でした。あらためて入荷してきたものを見てもやっぱりいい。裾や袖口はシングルの薄いリブが取り付けられ、いい具合にリブの存在感が薄れたデザイン。部屋着感がやスポーツっぽさがいい感じに削がれている。

インレイというのは編み方の名前ですが、表情があるのが特徴の素材です。(表情がないインレイもあります)カットソーの軽快さと、セーターの代わりにもある温かさを兼ね備えた素材です。洗濯表記はクリーニングとなっておりますが、我が家で一度家庭洗濯を試ししてみようと思います。(後日報告します)

裏は軽く起毛した素材です。チクチク感はなく、長袖Teeの上から着たり、人によってはシャツの上から着たり。

おすすめのブラックインクです。少しダークネイビーにも見えたり見えなかったりする青みのある柔らかいブラックが上品さもあってこのお洋服にぴったり。

対照的な面白い2色展開です。

スウェットデザインですから素直に考えてどんなボトムスでも合わせやすいものですが、僕の好みもアナベルの提案も少し偏っていますので、こういったスポーティーなもの、メンズライクなものはどうしてもスカートやそれに準ずるボトムスに合わせたくなる。他がダメとまでは言いませんが、アナベルの流儀のようなスタイリングの癖のような。。

ブラックインクはFACTORYのコクーンスカートに合わせて。

本当に絶妙な色。真っ黒と並べて柔らかさがわかるけど、ネイビーにはギリギリ見えないブラックインク。ブラックのスカートに合わせてもカッコ良さそうです。

あんまりダボっとしすぎない収まりの良いデザインはさすがです。極端に行きすぎない上品さは、アナベルのボトムスと合わせやすい。そしてやっぱり袖が綺麗。

グリーンオリーブはゴーシュのカツラギ極太ワイドパンツのブラックに合わせて。中間色ですので、ブラックやホワイトなどハッキリした色の方が合わせやすい。同色で馴染ませてコートで遊んでもいい。

人によっては普通のデニムやワークパンツなんかに合わせたい人もたくさんいるでしょう。僕は太めのアーミーパンツなんかに合わせてブーツを履いてみたい。トップスはアウターまでコンパクトにして。男性の僕と同じ感覚の方も大勢いらっしゃるはず。そこは個々に自由に想像してください。ボトムスのないこの写真で。。皆さんの流儀で。

 

 

 

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