annabelle

それぞれの秋を

妻のクローゼットを整理していると、異様にカットソーとニットが多く、ブラウスがほとんど無いことに驚きます。その妻が初めてannabelleで購入したブラウスはmaison de soilのコットンシルクブラウスでした。7年前に購入したそれをひたすら着続けてきたことで、先日布地が薄くなって透け感が増してきたことに笑っていたところ、最近お店に立つことが増えてきたこともあり、ついに久しぶりのブラウスを購入していおりました。それがまたmaison de soil。

maison de soil ふんわりピンタックブラウス ¥28,600(税込)

ブラックとホワイトの2色展開でしたが、ブラックが完売してホワイトのみのご紹介となりました。生地はややしっかりした年間を通して丁度よく着ていただけそうなコットン素材。コットンは半機械の旧式の織機で織られた風合いのある素朴な布地です。

フロント、袖付けに施された美しいピンタックが特徴的なブラウスです。

袖口のカフスにも一周綺麗なピンタックが。

背面はボタンで、その両脇にピンタック。このピンタックがシルエットとして現れるブラウスです。

後ボタンと袖口のボタンはくるみボタンです。

遠目に見えていた裾のラインは布地の耳と言われる端の部分をそのまま使用した、いわゆる「耳使い」というデザイン。ブラックは耳使いのラインが同色でしたので、ホワイトの方が少し面白い特徴が出ているかもしれませんね。

ピンタックに折り畳まれた分量のある布地がふんわりとしたシルエットを作り出します。

まずは生成りのパンツに合わせてワントーンで。赤いsonorのバッグがいい差し色に。

ARTEPOVERAの新作のパンツは、トップスのブラウスとは正反対のがっしりとしたモールスキン素材のパンツです。穿き込んでくたっとなるとよりかっこいい。メンズライクなアイテムがお好きな方にはおすすめのワイドパンツです。

着丈はパンツのお尻部分がすっぽりと隠れる程度の長さです。

これからの季節、FACTORYのヤクのカーディガンなどを羽織ると丁度いい。このくらいのスタイルがコートを着るまでの間、当面続きそうですね。ニットカーディガンにしたり、コットンジャケットにしたり、重ね着をお楽しみください。

こちらは対照的なスッキリしたデニムに合わせてみました。

ふんわりしたシルエットは、一般的にはストレートシルエットや細身のパンツに似合いそう。しかし妻はロングスカートに合わせて楽しんでいます。先日のsonorさんとのインスタライブでもスカートに合わせて着ていました。お好みですがスカートにも素敵です。ぜひ色々な組み合わせにトライしてください。

脇には短めのスリットがあり、実は少しだけ前後差があります。秋冬だけでなく、春先にも大活躍しそうなブラウスです。カラフルなボトムスとも相性が良さそうです。また透け感のほとんどない生地も嬉しいところ。ふんわりしたブラウスにブーツを合わせたりするのも素敵ですね。ストールを足してもいい。ジャンパースカートのインナーに使ってもおしゃれです。サロペットにも合わせてみてください。

妻のクローゼットを見ていると、あることに気がつきます。それはいわゆる「ベーシックアイテム」が異様に少ないこと。シンプルなセーターやシャツ、ブラウスがあまりないし、スタンダードなパンツもすごく少ない。ワンピースもたくさんあるのですが、どこか特徴的なものばかり。そう言うと、一見着こなしが難しいように思いますが、僕は逆だと思っています。シンプルなものだけでコーディネートを作り、おしゃれに見せる方がよほど難しい。だから妻のクローゼットを眺めながら(僕と共有)、それを本能的にわかっているのかもな、、とつくづく思いました。だって、着ただけで洋服が特徴的な雰囲気を作ってくれたら、スタイリングも考えやすい。その特徴がよりよく見えるようにそれこそシンプルなものを添えてやる感じ。妻はどうやら特徴的なものに特徴的なものをぶつけるのが好きみたいですが。。それぞれの秋を楽しみましょう。

 

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