annabelle

クロスオーバー

今またアナベルでお馴染みとなりつつあるHAVERSACK(ハバーサック)というブランドがあります。アナベルオープンから12年経ちますが、オープンしてしばらくした頃から3〜4年ほどお取り扱いをして、その後実は3年ほどお取り扱いをお休みしていました。そもそもが非常にエッジの効いたブランドですから、どこかナチュラルなテイストの漂うアナベルの中では扱いがシビアなブランドではありました。以前にも書きましたが、僕自身が就職も考えたブランドですので、全面的に好きなブランドの一つではあるのです。でも、、お店の中でどの辺りまで取り入れることができるか?それが難しく感じてしまうブランドでもあると同時に、そういったクロスオーバーしたテイストの商品やブランドは、あったほうがスタイリングもお店も面白いと感じることは確かなのです。

そんな経緯もあって、HAVERSACK(ハバーサック)の展示会に行くときは、お気に入りをピックアップした後に、写真をしっかり撮らせてもらい、具体的なスタイリングを他のブランドよりもはっきりと考える癖をつけました。アナベルの他のお取り扱いブランドのアレと、こんな感じでスタイリングしようといった具合です。

HAVERSACK コットンサロペット ¥26,400(税込)

これもその一つでした。一見、ふんわりと可愛らしいサロペットを想像しますが、着用するとHAVERSACKらしいかっこよさやメンズで培ってきたワークやミリタリーウェアの細部のデザインが面白い洋服です。

スカート部分の長いサロペットは、大人が着られる形に仕上げるのが難しいデザインのお洋服だと思いますが、こちらはしっかり大人が素敵に着ていただけるようなデザインかと思います。

思い切って入れたワーク調の大きなポケットがいいバランサーになっているように思います。物足りなさをHAVERSACKらしく埋めているポケット。

背面はボタンで、身長に合わせてある程度の長さ調整が可能です。

アナベルの撮影では155cmの妻がこの位置で着用していました。もう一つ上か、ここか、、くらいな感じでした。

色はこの2色展開です。カーキベージュとネイビー。ステンカラーコートのような2色展開も実にHAVERSACKらしい。

特徴はこのようにかなり上の方までスカート部分が上がっていること。もう少し布地を肩あたりに足したらワンピースです。全体のシルエットラインも、可愛くなりすぎない、良い塩梅でまとまっています。バスト周りが大きく開いたFIRMUMのサカナヤパンツもかなり高い位置まで上がりますが、こちらは同じくらいまで上がり、大きく開かないデザインです。その代わりに共布で切り替えて大きなパンツのようなタックをとってシルエットを作ります。

デザインの特性上、いわゆるビッグTeeのようなデザインは合わせない方が良いと思います。ぴったり目のカットソーやニットで合わせて着てください。汎用性が低いとも捉えられそうですが、僕はだからセレクトする意味があったと思っています。アナベルの他のブランドからは絶対に出てこないデザインでありながら、アナベルのスタイリングに合うデザインです。

後ろ姿も素敵なサロペットです。

ネイビーはシンプルなCLOSELYのTシャツに合わせて。おそらくこのくらいのサイズ感のTシャツがややゆったりで、合わせてもおかしくない絶妙なサイズ感だと思われます。CLOSELYのTシャツはすでに通販ページに掲載されていますので、サイズ感の参考にしてみてください。

生地はコットンサテンです。いわゆる「チノ」を柔らかく、薄くしたような生地を想像していただくと良いかもしれませんね。糸番手は60番ですので、サテンで光沢感もあって少し高級感のあるコットン素材です。お洗濯は家庭洗濯が可能ですので、春夏秋、、ちょっと冬(11月)くらいお楽しみいただける扱いやすいサロペットです。普通のTシャツと合わせて、シンプルにスタイリングしてお楽しみください。プリントTシャツのプリントがはみ出した感じも可愛いかもしれません。色も黄色とか、グリーンとか、あんまり着なくなったTシャツとか引っ張り出して。ぜひ。

 

 

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