ハイテクとアナログは同居した方が面白い
インドの手仕事の中でも、「ハンドブロックプリント」はとてもメジャーな部類に入るのではないでしょうか。オリジナルでブロックプリントを作るのも大変なことですが、過去のアーカイブスから好みのものを探すことも途方もない作業になるくらい、歴代の木版が山積みになった作業場の写真を何度も見ていますが、あれを見てしまうと、好みの柄を書き起こしたり、資料から探してみた方が早いような気もしてしまいます。インドという国はそういった部分でも不思議です。一方ではものすごくハイテクなのに、そういった作業場の管理にはハイテクを持ち込んでいないケースが多いみたい。その方が面白そうなので、そのままでいて欲しいとは思うのですが。
maison de soil
コットンキルティングコート ¥49,500(税込)
これ、見た瞬間にドキッとしました。オフホワイトとグレーがありましたが、グレーの入荷が少なくて完売していますので、色はこちらのオフホワイトのみのご紹介です。
この柄と色とキルティングのセットは、今まで見てきたmaison de soilの中で僕個人的には最も好きな雰囲気でした。こういうの、もっと作って欲しい。デザインは秋冬にも人気のキルティングコートですので、安心感ありますね。とても合わせやすいデザインですよ。
ノーカラーのシンプルなネック周りで、フロントは比翼の共布くるみボタンです。可愛らしいボタンです。
小さな柄の上からポイントとなる少し大きな柄がオーバープリントされたオリジナルのハンドブロックプリント。
キルティングステッチがよく似合うプリント柄です。
コットンの3層キルティンで、中綿などは入っておりませんので、春、秋で長いシーズン活躍します。秋冬に登場するシルクのタイプも同様の3層キルティングで、決して温かくはないのですが、とても人気で、リピーターが現れるほどなのです。アナベルのスタッフがその一人で、同じシリーズを三着持っています。お客様でも二着持っている方は数人いらっしゃるほどで、理由を聞くと、コートの下にも嫌な嵩張り感なく、本当のライナーのような感覚で着られるそうで、確かにスタッフの横やんは真冬にもやたらとこのコートを着ています。
これはコットン素材なので、シルクのように秋冬も着るかどうかはわかりませんが、そこそこ寒い日のライナーとしてオシャレすぎることは間違いありません。
パンツには当然オーソドックスに似合いますし、maison de soilですからワンピースやスカートにも似合うわけです。
GASAのキュロットに合わせて。
オフホワイト同系色でのコーディネートは春の柔らかいモノトーンが軽やかです。
が、実はインナーのシャツは赤というコントラストのあるスタイリング。柔らかさと強さが一体化したカラーリング。やっぱり白系のワントーンは、他の色ものが使いやすので春には特におすすめです。明るく楽しくいきたい春。
ハイテクとアナログの文化が入り混じったインドのように、柔軟に両方を取り入れて楽しみながら好きな洋服やら何やらを共感できるホームページにしていきたい。新しいホームページ、初のブログはこちらのコートでした。