annabelle

サイズ選びもセンスのうち

30代前半までは訳もわからずに天然素材にこだわっておりましたが、NO CONTROL AIRを知り、イタリアをはじめとするヨーロッパの高級素材の化繊を触り、穿いてみればみるほど進化を遂げた最近の化繊の心地よさに驚かされる。今日ご紹介する化繊も、その快適さに驚くはず。

HAVERSACK トラックパンツ ¥22,000(税込)

トラックパンツというと、80年代の体育の時間に穿いたライン入りのジャージをデザインベースとして想像しますが、どうやらジャージ素材を使用したパンツ全般を指してそのように呼んでいるそうです。こちらのパンツ、実は布帛のように見えてジャージ(ニット素材)なんです。だから伸縮性もある。セーターやストレッチパンツのように伸びることはありませんが、さらりとして清涼感もあり、穿き心地をサポートするかのような程よい伸縮性があるパンツです。

ウェストはゴムと紐。

ポケットは玉縁で、周りのステッチワークが印象に残ります。

膝下にはタックがあり、一見ミリタリーパンツのようなメンズライクなものを想像しますが、穿いてみると全く違いすぎてハッとします。

裾はゴムシャーリングです。

バックスタイルでも見える通り、ヒップダーツがあり、ワイドながらスッキリとしたかっこ良さを兼ね備えたパンツです。

フラップにはマジックテープを使い、スポーティーさも感じさせる。

色はベージュとセージグリーンの2色展開で、元々はサイズも0、1の2サイズ展開でしたが、0が完売して1のみのお取り扱いとなっております。0サイズの再入荷はございません。

こちらがサイズ0のベージュです。撮影当初はサイズ0がありました。タックの位置が少し下目にあることもあり、膝下でふんわり感が出るパンツです。

ルーズだけどいわゆる部屋着みたいな感じには全くなりません。革靴もよく似合う。これからの季節にちょうどいい素材感のパンツです。

僕がメーカーに勤務していた時代、よく横並びで海外の展示会に参加していました。それが2009年とか2008年とか。その当時から海外、特にヨーロッパの素敵なセレクトショップに入りまくっておりましたが、実際に着用してみると、それもそうだと納得のかっこよさを持ったブランドです。まず素材がいい。オリジナルを中心にイタリアやフランスのファブリックも使い、デザインに適したものをしっかりと吟味しているのが伝わってくる。

これはサイズ1の大きい方を試しに穿いた時の写真。実はこのサイジングも気に入っている。サイズ選びってアドバイスが難しいですよね。基本的には体型に合わせてお勧めはしていきますが、たぶんサイズ選びもセンスだと思います。古着がもっともっと身近だった僕らの若いころ(80年代)は、見て気に入って、よほどでなければサイズが合わないという理由で買うことを断念するって、あんまりなかった記憶です。ちょっとデカイけど着たい!小さくて断念することはあるだろうけど、当時のアメリカやヨーロッパの古着で、日本人の170cmの男が着て小さいってことが稀だったからあんまり記憶にない。

ということで、155cmがサイズ1を穿いてこの感じ。先ほどの0と比べてぜひ好きな方を選んで欲しい。どっちが好きか、どっちがかっこいいと思うか。そこに正解は多分ありません。あ、、でももちろん無理のあるサイズは薦めませんのでご安心を。裾が擦るとか、明らかにバランスが悪く見えるとか。

さらっとした気持ちのいい化繊です。ジャージ素材というのも今っぽさを感じさせてかっこいい。どういう雰囲気で穿きたいと思うかでサイズを選ぶのもいいですよね。蒸し暑くなるこの先の季節にもおすすめのおしゃれなパンツのご紹介でした。

 

 

 

 

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