annabelle

夏の長袖派の皆様へ

「夏も長袖派」の人は意外に多いのではないでしょうか。

年々、夏も肘を出すことが減ってきたような気がします。

それは決して年を重ねたという事だけでなく、

やはり空調の問題が大きいのではないでしょうか。

都内近郊など、どこへ行っても人が管理した環境下に置かれる

現代社会において、気候では四季を感じづらくなっているのが現状です。

極端に温かいセーターも少なくなってきたし、

真夏でも羽織ものや長袖の需要が高くなっている。

昨日はHonnete の羽織ものをご紹介しましたが、

今日は夏も快適な8分袖のブラウスのご紹介です。

maison de soil

カディーコットンピンタックブラウス with handcroche

カディーコットンはご存知の方が大半になってきましたね。

数年前は、「カディーって何?」っていう存在でしたから、

すごい出世ですね。

一応、ご説明をしておきます。

khadi とは、手で糸を紡いで、手で織り上げたコットンのこと。

原料に負荷をかけることなく、布地になっていくため、

本来、綿に含まれる空気が残った状態で仕上がるのが大きな特徴です。

そうして仕上がった上質なカディは、インドでも高価な生地として

知られ、お洗濯を繰り返すたびに風合いを増してきます。

ふんわり感、しっとり感、極上の肌触り。

今回ご紹介するブラウスは、maison de soil の得意とする

ラジャスタンピンタックが施されます。

インドでの生産地の名前からとって、そのように呼んでいます。

とても細かくきれいなピンタックは、着用時の透け感もなくし、

嬉しい限りです。

今回初となる手仕事がこちらのかぎ針の手刺繍ステッチ。

さりげないデザインなのですが、とても印象に残ります。

こちらは胸元部分のフロントを拡大したものですが、

同じ刺繍ステッチが袖口にも見られます。

近づきます、、、

袖口のタッセルがとても可愛いので、

そちらにばかり目がいきますが、このステッチ、、

とても素敵です。

そして、このステッチ部分に関しては、すべて職人による

手仕事になります。

色は、ホワイト、ネイビー、レモンイエロー

今年はなんだかイエローが人気ですが、

定番のホワイト、ネイビーもお勧めですよ。

ホワイトは白×白のコーディネート。

ざっくりしたリネンの白にさらっとしたカディーコットン。

異素材感が素敵な組み合わせです。

パンツはもうすぐ再入荷いたします。

ホワイトはスケスケですが、一緒に入荷するキナリも

とてもお勧めのカラーです。

そちらは、また改めてご紹介いたします。

袖口のタッセルは、ただ垂らしておくだけでも素敵ですが、

このように結わくのが良いでしょうか。

この結わき方でしたら、ほどかなくても脱ぎ着はできますよ。

ネイビーは、NO CONTROL AIRの新作、

裾タックパンツに合わせて、少しオリエンタルな雰囲気で。

こちらもサラサラな化繊高機能系素材の素敵なグレーに

カディーコットンの異素材感のある組み合わせ。

パンツもブラウスも涼し気ですよ。

パンツのラインは太からず、細からず。

扱いやすいシルエットです。

レモンイエローはARTEPOVERAの加工チノに。

ふんわりシルエットのこちらのブラウスは、

もっと細身のパンツにも似合いますよ。

特徴的ですが、とてもスタイリングはしやすいデザインです。

ピンタック部分だけ透け感がなく、それ以外は

透け感のある薄手の軽いコットンカディー。

夏場の日陰で風を受けたなら、体中に涼しい風が

巡ることでしょう。

袖口のタッセルは、巻き方に工夫をすると、

なんだかブレスレットの様にも見えて素敵ですよ。

kadhi cotton(カディコットン)
Rajasthan pintuck(ラじゃスターンピンタック)
Tassel(タッセル)
hand crochet(ハンドクロシェ)

さりげなく、たくさんの手仕事が詰まった涼しいブラウスです。

夏の長袖派にお勧めです。

maison de soil
カディーコットンピンタックブラウス with handcrochet
¥26,000+tax

この次は、同じ素材のカシュクールシリーズもご紹介しますね。

<企画展のお知らせ>

「アンティーク園」を開催します。
5月16日(木)~ 21日(火)まで
annabelle 304にてお待ち申し上げます。
パリの青木さんとの蚤の市を開催するようになって、
今年で8年目になります。
僕が初めて、海外のアンティーク蚤の市を体験したのは
社会人になってからで、2003年と記憶しています。
言葉も通じない、知らない人たちが並べる品々を通して
繰り広げられるやり取りが、楽しくて仕方なかった。
当時のそこには、「テイスト」などというカテゴリー分けは存在せず、
ごった煮の中から自分に取り入れたい何かを探す楽しみがありました。
青木さんは、10数年にわたり、パリ生活を続けていることもあり、
その時僕が感じた最初の蚤の市との出会いの空気感を
今も纏っているように感じさせる女性です。
今回も2回連続でアクセサリーブランド「vali」の水野久美子さんが
ご一緒します。今回は、「動植物にまつわるもの」という題目で
様々なアンティークを並べます。
ぜひ、彼女たちとのおしゃべりも楽しみにいらしてください。


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