Fisherman をフェミニンに。
「Fisherman」(フィッシャーマン)というと、
あの、昔の漁師がきていたというガシガシの?
重たくて、チクチクする?
洋服好きな男性が着ていそうな?
そう思うことでしょう。
しかし今日ご紹介する「Fisherman」とは、
あくまでもブランド名であるということをご理解ください。
「トラディショナル(伝統)」が薄れているのは、
日本だけでなく、ヨーロッパも同じです。
彼らは、アイルランドの伝統的なドネガルのネップヤーンを
用い、ソフトに仕上げ、女性も子供も楽しめるような
ポピュラーなデザインを手掛け、ドネガルの毛糸と
「Fisherman」という言葉が消えてしまわぬよう、
自国の伝統を継承できることを切に願い、1990年代に
このブランドを立ち上げたのです。
Fisherman
WOOLカーディガン ¥29,000+tax
グレー
こちらはグレーですが、何色ものネップカラーが
混入したドネゴール地方特有の毛糸を用いています。
無くなってほしくない洋服業界のトラディショナルの一つです。
これをまねたものはいくらでも安くありますが、
このアットランダムなネップの入り方や
ふっくらとしたWOOL本来の温かみは、
アイルランドのドネガルヤーンが素晴らしい。
ネック部分だけ裾まで続いてリブ編みに
なっているため、端はしっかりとした安定感がございます。
色は3色で、下から
ライトグレー
グレー
ブラック
ドネガルヤーンのFishermanですから、
きっとパンツスタイルにメンズライクな提案が
多いのではないかと思います。
アナベルでは、あえてすべて少しフェミニンな
スタイリングにしてみました。
GASAのカシミアのワンピースに重ねて、
ライトグレー。
軽く、ソフトに仕上げていますので、
この上から何の問題もなくコートが着ていただけます。
肩回りとバストはゆとりがございます。
軽く羽織る感じもサマになるのです。
XSからLまで存在はしますが、
170cm、65kgの私がSサイズを着ていますので、
(同ブランドのタートルはLサイズを着ています)
今回はXSのみの展開とさせていただきました。
こちらは、GASA のスカートに
合わせて、グレー。
薄すぎず、厚すぎず、ちょうどいいのではないでしょうか。
下にはハイゲージの薄手のセーターやカットソー、
シャツやブラウスなどを着ていただける。
そして、上からはコートが問題なく着れる。
少し温かい日の日中などは、
これだけでもいいのかもしれませんね。
偶然ですが、、すべてボトムスはGASA。
このパンツ、、とっても素敵です。
センタープリーツの入ったワイドパンツで、
共布の細いサスペンダーが付いています。
少し変化のあるワイドパンツにヒールを合わせて、
パンㇲスタイルながら、女性らしさを。
大きい目なモヘアのショールを巻いて、
ふんわり感をプラス。
お洋服はワントーンで小物を利かせるスタイリング。
レディースでは薄手で軽く、温かいというのが
ニットの人気の要素となっていることは確かですが、
昨今の気候変動による、気温差のある季節の移り変わりには、
様々な厚みやクウォリティーのものがワードローブに
控えていると、とても重宝します。
薄すぎず、厚すぎない、栄光と伝統のドネガルヤーン。
Fishermanを女性らしく着てみてはいかがでしょうか。