annabelle

思考は柔軟にこしたことはない。

選択の幅が広がったほうがいいに決まっている。

「ボタンは立ててはいけないって誰が決めた？」

と、、彼は考えたに違いない。

FIRMUM
スナップボタンブラウス
green　￥13,000+tax

この状態でしっかりボタンは閉められています。

何らかに固執した思考の持ち主には出てこないアイディアです。

あくまでもさりげなく、、。

あれ？立ててある？

くらいに。

そしてこちらのグリーン。

展示会でかなり気になる色でした。

ターコイズ混じりのオリーブグリーンのような緑。

グレーも合わせやすいですが、真っ白やキナリ、

ブラックも素敵でしょう。

そういえば、、袖まくって写真を撮りたいなって思ってはいたけれど、

すっかり忘れておりました。絶対にかわいいはず。

フロスティーホワイト

少しグレーがかったオフホワイトと言えばよいでしょうか。

真っ白ではまったくありませんし、キナリでもありません。

近くで見るとこのように。

一番上まで留めると、ネックはややつまり気味のVネックに。

はずして着ると開放的で、こちらも素敵なのです。

サイドにはスリットが入り、前後差がある。

着丈はロングシャツで、お尻が隠れる長さです。

スリットもあり、前後差もあるので軽い印象です。

正面から。

袖はまくらないと7分袖～8分袖くらいでしょうか。

素材はコットンのシーチング素材。

さらっとして、夏の初めまでずっと着ていただける感触です。

袖まくりすれば夏も着ると思うのですが、最も暑い8月、真夏には

着ないような生地感です。

テーパードのかかったパンツに合わせると素敵ですよ。

ポケットはありませんが、スッとズボンのポケットに

手が入ります。

たぶん、ボタン部分が立っていなかったら、バイイングしていなかった

でしょうし、見た目ももう少しメンズのベースボールシャツのような

印象が強かったと思うのですが、このボタンのデザインはすごい。。

こういうシンプルな発想の転換で洋服の印象が変わるとなると、

デザインの意味をあらためて考えさせられます。

夢がありますよね。。

こちらの色名はオレンジ。

ですが、ブリックブラウンやレンガ色と言ったほうが

しっくりくるかもしれません。いわゆるオレンジのような

発色はなく、落ち着いた印象です。

インディゴやネイビー、ブラックなどはとても相性がよく、

今わたくしが気になっている、「オリエンタル」な雰囲気を

最もとらえた色。今春夏の差し色としてお勧めの1色です。

ブラック

ブラックはSUSURIのパンツに合わせて、モノトーンで。

素材からデザインをする場合もあれば、スタイリングやシルエットから

デザインをする人もいる。またはシーズンごとのテーマから膨らませる

デザイナーも少なくない。

でもNO CONTROL AIRのデザイナーは、少し違ってどこにも当てはまらない。

直球で申し上げて、少し悪ノリから膨らませたデザインが面白い。

陳列棚を見ていて、、これが洋服のポケットだったら、とか。

パンツのシルエットを2段階カーブさせたら、、とか。

今回のように、ボタンを立てたらダメなの？とか。

しかし、どんなにレールから外れた発想でスタートしても、

最終的にだれがどう見ても、彼らのデザインを知っている人なら、

これはNO CONTROL AIR もしくは、FIRMUMだろうと目星がつく。

そこがまた憎いのです。