いい勘違い
代官山にある「ハリウッドランチマーケット」や「ハイスタ」「OKURA」
などを展開する聖林公司(せいりんこうし)は、もう48年ほど続き、
アパレルでは老舗と言って良い存在でしょう。僕も洋服が好きになった
10代の頃からお世話になってきた洋服屋の一つです。
annabelleでは、そのハリランのオリジナルブランド、BLUE BLUE JAPANを
セレクトでお取り扱いしています。
毎回思考を凝らしたオリジナルのファブリックで楽しませてくれる
冬のアウターは、特に楽しみなシリーズです。
BLUE BLUE JAPAN
ロービングWOOLコート
¥46,000+tax
甘撚りのロービング糸を用いたオリジナル柄のWOOLコートは、
たっぷりしたコートが多い昨今にあって、実にスタンダードな
サイズ感のコートです。
WOOL100%の表生地に、ポリエステルの裏地が
総裏で施されたスタンダードな作り。
安心していつの時代も着ていただけるトラディショナルな
雰囲気は、BLUE BLUE JAPANの特徴ともいえる部分。
昨年は、銀糸を用いた星空を表現した夜空のコートという
名前のWOOLのコートを発売しており、その前は雪柄の
コートも販売していた。
そんなこともあり、今回は「窓向こうの雪景色!」と
ついさっきまで思い込んでいたのですが、よっくよく見ると、、
「タタキロービングウールコート」と書いてある。
タタキ? と思ってブランドに電話をして確認すると、
どうやら日本家屋で土や石砂利をたたいて作る床に小石が混じった
柄をイメージしたオリジナルファブリックだそうだ。
なるほど、、タタキか。
しかしもう、僕の中では雪景色にしか見えないので、
心の中では雪景色のコートだと思って販売しようと思います。
Dk Navy
ネイビーは細かな柄はわかりにくいのですが、
とっても凹凸感のあるファブリックですので、
単色でも十分な存在感です。
ナチュラルとダークネイビーの2色展開です。
そして当ブランドの定番仕様ではございますが、
今回もポケットは温かいボアが入っております。
ポケットに手を入れるとぽかぽかと温かい。
派手なようで実は上品な印象のコートです。
前を開けて軽く羽織るように。
ロービング糸の緩い感じがより雪景色に見えてきます。
内側は以前にご紹介したゴーシュのパンツに
FACTORYのウールのセーター。
そしていつもそうなのですが、BLUE BLUE JAPANの
コートは、少し粋な感じも受けるのです。
和を感じさせる佇まい。
ネイビーはコーデュロイのパンツに合わせて。
上までボタンを留めることもできますよ。
ショールカラーを立てて。
風が入ってこないだけであったかいもの。
こちらも軽く羽織る感じで。
ネイビーはとりわけきちっとした印象です。
足元でつい遊びたくなる。
ソックスや少し派手なショートブーツなんかも素敵ですよ。
日本家屋の「たたき」がイメージのファブリックでしたが、
僕にはすっかり「雪景色」に見えていました。
いい勘違いだったと思います。
皆さんは何に見えますか?