annabelle

SAFUJI展示販売会

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
お正月はどこも行かず、家正月をエンジョイしていました。
ずっと気になっていた自転車のタイヤ交換をしたのですが、、
交換したことで性能的には良くなりました。よく転がる。
しかし、心の中で思っていたことを通りすがりの息子がズバリ。
「前のタイヤの方がカッコいいのに。」
わかっていただけに、グサリと刺さる。
でもね、、そのタイヤは見た目は好きなんだけどあんまり転がらない。
ちゃんとした自転車じゃないだけに、選択肢も乏しいので致し方ない。
そういう、どっちにしても「うーーん」みたいな選択を迫られる時って、
他でもありますよね。僕は長年、お財布がずっとそうでした。
SAFUJIのお財布に出会うまでは。

SAFUJIのお財布と出会った頃、僕はまだ長財布にコインケースを

持ち歩き、携帯はガラケーでした。そして一番最初にお取り扱いをしたのは、
長財布を2種類。ポツリポツリと販売する中、妻が財布を変えたいと言い始めた。
そこで妻に渡したのが、「ミニ長財布」。
妻はわがままなので、使いずらい点があったらすぐに口に出す。
どうかな?と思って見ていると、想像以上の大絶賛だった。
すぐにお店でもお取り扱いラインナップに加えると、
あっという間に長財布の売れ行きを抜き去り、「SAFUJI=ミニ長財布」の
イメージが広がっていった。僕がミニ長財布を使い始めたのは、
ガラケーからようやくスマホに変えた、ちょうどその頃だ。

これがミニ長財布。

なぜ先ほどからスマホの話をしているかというと、ずいぶん昔から
SAFUJIさんは、今後の決済システムのや社会の変化に応じて、
財布のあり方も変わってくるはずだというお話をしていたのだ。
しかしガラケーでの生活を送っていた当時の僕には全く頭でしか
理解していなかった。スマホを使い始め、IC決済やQRコード決済を
当たり前に使うようになって初めて、その当時のSAFUJIさんの思考に
追いついたのである。

もっと小さなお財布をたくさん手掛けていたSAFUJIの中でも、

すぐにファンになったのはこのミニ長財布だ。
何が良いって、とにかく使いやすい。
その理由は、考え抜かれたその構造にある。
ぱっと開くだけで、小銭がとっても見やすく、手に取りやすい。
よって小銭が貯まらない。カードも管理しやすく、
ズボラな妻もポイントカードをマメに出すようになった。
お札、小銭、カードが35枚〜40枚収まって、通常の
長財布より横幅で2cm小さいし、厚みも出ない。
正直、欠点が見当たらない。

今回、1月22日(土)〜25日(火)の4日間で展示販売会を

行うのですが、アナベルで通常お取り扱いのあるラインナップは、
ある程度の在庫をご用意してお待ちしております。
上は、前回の入荷カラー。
上から、キャメル、グリージオ、ブラック。
ですが今回の展示で入荷するカラーは、、、
グリージオ、ブラック、ネイビーの3色です。
久しぶりのネイビー、楽しみです。
もちろんキャメルがいい!という人は、オーダーで承ります。
メーカーにとって、端切れをどう扱うかはとても重要な問題だと思います。
以前働いていたメーカーでも、シーズンが終わると各工場から次々と
残布が戻ってきて、チリも積もればで大変な量になる。

SAFUJIさんも、レザーの端切れを有効活用したい思いもあって
小さいものを考え始めたようだ。そうしたら、色々な発見があった。
そして今では小さなお財布がSAFUJIの主力商品になっている。
「ミニ折り財布(ヨコ)」もその一つだ。
現在は完売しているが、こちらも22日からの展示で納品され、
在庫を持って販売する。ナチュラル、グレーブルー、グレーカーキ、
グレーブラック。展示中ご来店いただいたお客様は、色変えのオーダーも可能です。

大きさはミニ長財布の半分の大きさ。

にもかかわらず、結構な収納量。

お札はこのように入れて二つ折りに。

仕切りがあってレシートとお札が分けやすく見やすい。

小さいながらガバッと見やすく開く小銭スペースは健在。

カードもそこそこ収納できる。

裏側にはIC カードスペースがあり、かなり満足度が高い。

ミニ長財布を使っていて、「滅多に使わないカードにスペースを
割くのが嫌だ」という人にも注目され、勢いを感じる大人気ぶりです。
確かに、、病院に行く予定もないのに病院の診察カードが何枚も
入っていたり、もう何年も使っていないポイントカードの類が
10枚くらいはあったり、、。カードは整理のしようがいくらでもある。
それをやった人は、多分これで十分なのだと思う。
カードも12枚〜15枚ほどは入りそうだ。
このお財布をさらに小さく、カード収納を絞ったタイプが「ミニ折り財布」だ。
写真はないが、アナベルでもオーダーを出しており、当然22日からの展示で並ぶ。
おそらく、スマホでの決済が中心になっている人は、そちらのタイプでも
十分に事足りるのかもしれない。身近な人でも使っている人がいるが、
なんの問題もないそうだ。
ミニ長財布を使っている僕としては、そこまで小さくなっていくイメージが
湧かないが、作り手としてSAFUJIではもう何年も前からこれを想定して
たくさんの小さなお財布を研究していたということだ。
それには本当に頭が下がる。

SAFUJIの小さなお財布は、小さいから凄いのではない。

小さいのに使い勝手が大きいものを凌いでいるから凄いのだ。
物理的な弱点を職人の知恵で補っている。
使っていて、「なるほど」と思うこともある。
そんなお財布を作っていたからこそ、このカバンはSAFUJIさんに
お願いしようと思ったのだ。
SAFUJI × annabelle
miniショルダーバッグ 
SAFUJI × annabelleなどと言っていただいてはいるが、
僕らは本当に何もしていない。欲しいイメージを一生懸命に
伝えただけで、ポイントとなる巾着仕様は、2回目のサンプル段階で
SAFUJIさんから提案があり、一気に実現に向かったのです。

ただ少し裏話をすると、このカバンは発売前にある雑誌での紹介が

決まっており、その撮影までに完成サンプルが必要だった。
期限は確か1月12日。
その状況で、年明けの1月6日にSAFUJIさんに電話をして、
デザインを変更したいと無茶なことを申し出たのです。
なんと期限の6日前。こちらも緊張して、
数回の深呼吸をしてから電話をかけたことを覚えている。
内容はこうだ。
当初、実はこのカバンは横型だったのだが、それを縦型にしたい。
電話の向こうでSAFUJIさんはいったいどんな表情を浮かべていたのか。
一瞬、時が止まり、申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、
「わかりました」の一言が返ってきた。たぶん僕も必死に縦型の
プレゼンをしたのだと思うが、必死すぎて何を言ったか記憶にない。
ただ、縦型にしたことで男性にもサマになるカバンになったことは
間違いない。

あまりに素敵なミニ長財布のデザインに引っ張られての横型では

あったが、特に何もしていない僕の一番の功績は、ありえない
あのタイミングでデザイン変更を申し出たことではなかったか。
そんな経緯もあって完成したこのカバンは、いつ見ても感慨深いものがある。
当然、22日からの展示でも在庫をご用意してお待ちしています。
新色グリージオも引っ提げて。
<SAFUJI展示販売会>

展示期間:1月22日(土)〜25日(火)

場所:annabelle店舗 横浜市青葉区美しが丘2−20−1−104
営業時間:11:00〜19:00
初日の土曜日には作家が在店します。
SAFUJIの作り手は、その人柄もあり接客も魅力的です。
時に意気揚々とご来店されるお客様よりさらに前のめりに、
商品について熱く語ります。
自分の作ったものをお勧めすることを苦手とする作家も多い中、
彼の接客は光ります。
アナベルでお取り扱いのない、小財布やバッグも取り揃えてお待ちしています。
ぜひぜひ皆様のご来店をお待ち申し上げます。
在庫の販売は店頭のお客様を優先させていただきますが、
通信販売も行います。遠方のお客様は通信販売をご利用ください。
宜しくお願い致します。

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