annabelle

ゴーーシュの世界

凛とした・・・という言葉がぴったりくるブランド。

それがゴーーシュ。

始めてみた時から、静かでいて力強い印象だった。

そしてなんとなく「和」を感じる。

まさに日本人による日本人のための洋服ではないだろうか。

ワンピースのウェスト位置は必ずやや下にくる。

日本の着物に通ずるものがある。

これはゴーーシュのお二人に聞いたわけではなく

あくまで僕個人の感想にすぎないが。。。

今日はそんなゴーーシュの素晴らしすぎるニットコートをご紹介します。

展示会にお邪魔した際に、一番最初に目に飛び込んだこのニット。

このすごさに圧倒されて、ため息が出た。

僕らの領域はカジュアル服。

カジュアルでここまでの素材を使うブランドがあることにまずびっくりする。

いったい何色の糸なのか?

何色もの糸を使っているわけではない。

ミックスヤーンといって、何色もの色で糸ができている。

ものすごく高級な糸だ。

WOOLとカシミアとアルパカとシルクの混紡糸。

高級食材の混ぜご飯のような糸だ。

しかしニットだとゴーーシュの独特のパターンメイキングが味わえないのでは?

と思ったら、手編みのセーターにもかかわらずパターンをひいたそうだ。

トアル(布地の仮縫いのようなもの)も組んだらしい。

ゴーーシュさんもすごいが、手編みでゴーーシュさんの要望に

答えたニッター(手編みでニットを編む職人)さんもすごすぎる。

ゴーーシュのお二人もびっくりする立場ではないのだろうが、びっくりしていた。

「ここまできれいにやっていただけるとは思わなかった。。。」と。

やはり日本の職人さんはすごい。

このニットは、とにかく人が着ないとどうなっているのかよくわからないので

先日、掲載していただいた雑誌「nid」の写真を拝借。

本当は、横向きも見せたいところだが・・・・。

カジュアルとモードのはざまを

縦横無尽に駆け巡るゴーーシュ。

洋服好きの心をつかんで離さない。

<ゴーーシュニットコート>
¥73,500(税込)

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