いつかの少年みたいに
目に飛び込んで、自分の感覚に引っ掛かったものは
意外と時間が経っても忘れない。
そして、それは往々にしてファッションとは無関係なところで
感じることのほうが多い。
1980年代後半、パリのプレタでは華やかなファッションが全盛だった。
当時パリコレに参戦し始めた川久保 玲は、パリの街を歩き回って
こう言ったそうだ。
「一番オシャレに見えたのは、ホームレスだ」と。
これは皮肉でもジョークでもない。
僕もすごく共感できる。
10数年前、ロンドンとアイルランドへ仕事で赴いた際、
カラフルな中に品を感じる少年たちの服装を今もはっきりと覚えている。
こんなズボンを履いていた。
Honnete リネンジャカードショートパンツ ¥18,900(税込)
サスペンダーは別売りです。
ショートパンツに、革のブーツ。
寒かったため、赤や黄色やロイヤルブルーの
ダッフルコートやピーコートを着ていた。
インナーにはちらちらとフェアアイル柄がのぞいていた。
おさがりを着ているからか、みんなどことなくサイズが合っていない。
それを含めて、かっこいいな、、、と感じた。
男性がすると少しやりすぎで
嫌味な服装も、女性がするとかっこよかったりする時がある。
きちっと着ない方がいい時もある。
今年のトレンドは良くわかりませんが、
いつかの少年たちがかっこよかったのは確かです。
初秋物として「orslow」の定番商品が再入荷しています。
ブログでは幾度もご紹介していますのでとりあげませんが、
webshopにはアップしますのでぜひそちらもご覧ください。