象徴
カバンは、色々と形容されることが多い。
おとなにとって、不要なものとして、
でかい鞄が形容された曲もあるし、
旅=ボストンバッグ、という印象もある。
黒いカバンをぶら下げて歩いていて、
職務質問されたという曲もある。
それだけ、空想の人物を具現化するのに、
有効なアイテムであるということか。。
秋冬から引き続き、でかい鞄のご紹介です。
ARTEPORVERA USED Fabric リメイクバッグ
オフホワイトベース ¥8,000(税抜)
加工チノでおなじみのARTEPORVERA(アルテポーベラ)は、
もともと、古いものが大好きなデザイナーの鹿野さんが、
自身の収集していた古いものを解体してリメイクすることから
始まった。だからブランド名が、
「ARTEPORVERA」=「貧しい芸術」
これは、実際に60年代~70年代初頭にかけてイタリアを中心に
巻き起った、芸術運動の名前だ。
鹿野さんは、その内容に感銘を受け、ブランド名とした。
古いものには、魅了される何かがある。
なんて書いてあるかは、もはや良く解らない。
何十年も昔に、誰かが何かのために
書いたことだけは確かだ。
個体差はあるが、基本的に多少汚れている。
こちらはアーミーカラーのオリーブ。
こちらも何か書いてある。
名前なのか、、何なのか。
底面は、丸いマチが施される。
大容量だ。
オリーブには、もともと付いていたドローコード
のようなヒモがそのまま使われている。
口をキュッと締めることができる。
デカイ鞄を引きずって、
君はどこへ行くのだろう。
昔、とてもお世話になった先輩が、
こんなことを言っていた。
「私はね、、一生コットンを着ていたい。」
その人はとってもおしゃれな人で、
時と場所をわきまえてお洋服を着ることができる、
素敵な人。
コットンを着ていたいって言ったけど、
それは、「カジュアルでかっこ良くいたい。」
そういうことだろう。
でかい布の鞄は、カジュアルの象徴と言っていい。
一生カジュアルでおしゃれでいたい人、
一つは持とう、でかい鞄。。
「でかい鞄を引きずって、
君はどこへ行くのだろう。
中身は何だい?大事なものかい?」
斉藤和義の良く聞く曲のワンフレーズ。
曲名は、「おとな」。