バランサー
洋服のスタイリングで、
最も大切なのは、、
何度も書いている気がするが、
バランスだろう。
それは、言葉で説明できる範囲と
そうではない範囲があるが、
オシャレな人はバランスをとるのが
上手だということは確かだ。
そして、わざと崩すのも、うまい。
アナベルではついに4年連続の
ご紹介となる、あのパンツです。
Travail Manuel
リネンポプリン ラップパンツ
ミディアムグレー
¥15,000(税抜)
とてもとても、あいまいで、
少しオリーブがかっても見てとれる。。
そんな素敵なグレーです。
メーカーからの発売カラー名は、
ミディアムグレー。
ネイビー
私が連載を書いていた、「nid」という雑誌で、
2年間続いた連載のラストを飾ったのは、
このパンツだった。
実は、連載のお話をいただいた時から、
最後はこれにしたいと思っていた。。
やや濃いめのネイビーです。
細番手の麻素材で、とても薄く、
清涼感を感じながらも、
ポプリンゆえ、ある程度のしっかりとした
張り感も同時に感じ得る。
真夏を涼しく過ごせ、
なおかつ、ややちゃんとした雰囲気の出る、
メンズでは良く見かける素材感。
それがポプリンです。
black
このパタッと閉じたラップと、
パンツ本体の丈感、
そしてヒップの分量感、
新品の状態から、
ややふくらみを増してくるほどに
かっこ良くなる。
これは、とくにウェストを調整するヒモではなく、
ラップの具合を調整するものと思ってください。
ゆるくしたり、きっちりしたり。
特徴的なデザインでありながら、
なぜこんなにも毎年、ご好評をいただき、
リピーターも多いのか。。
ちなみに妻も3年前に買った、
今はなき、ショート丈バージョンと
この通常丈のモノを
現在もヘビーローテーションで履いている。
やはりそれは、、、
バランスがとりやすいからでは?
と、、僕は思っている。
やや長めのポカーンとしたブラウスに、グレー。
ラップパンツなので、
ポケットは片側だけ。
麻ながら光沢をもった、ポプリン素材。
色々な素材感のものと相性が良さそうです。
かなりゆったりとした、
麻の半袖ニットカットに、ネイビー。
白いスニーカーで涼しげに。
標準的なT-シャツに、ブラック。
シンプルなT-シャツは、たくさん着るのだけど、
気を抜くと、オシャレから一気に遠のく
恐れのあることを知っておくといいと思います。
革靴に、帽子をかぶってもらいました。
もちろん、公園には必要ないけど。。
さらにロングの羽織を纏えば、
急激にオシャレに見える。
昨年も好評だった、ワンツーコーデ。
トップスにはARTEPORVERA の切り替えブラウスを
シンプルにコーディネート。
バルーンで、かなり横幅のあるブラウスですが、
裾に付いたヒモで調整して、
ボトムスとのバランスをとって着てください。
たまに、、
「着回しやすさで洋服を選ばないほうが良い。」
ということを耳にするが、、
それができる人は、かなりオシャレな人だろう。
一通り、自分の定番をたくさん所持している人。
季節に関係なく、「ピン」ときたら買う。
そういう人たちに向けたお洋服がなくなったら、、
アナベルはとても困るのだが、
「実需」を真剣に考えてデザインしてくれた
素敵なお洋服は、最も人を笑顔にしている
回数が多い洋服だ。
すぐにダメになるような服は論外だが、、
洋服としての普遍性をそなえ、
デザインでも楽しませてくれて、
なおかつ、3年履いても飽きないし、
洗濯もザブザブできる。
そんな素敵な洋服をもう10年以上
つくり続けているTravail Manuel のお二人は、
彼ら自身がバランサーなのかもしれません。
カジュアルなシーンにおいて、
洋服のデザインを考えた時、
「実需」と「パッション」をバランス良く
持っていれば、それに越したことはないのです。
<再入荷のお知らせ>
Honnete 姉妹伴、アイリッシュリネンシリーズが
再入荷いたしました。
もちろん、今季最終入荷です。
Travail Manuel のリネンボレロ、ロングカーディガンが
2型とも、色を変えて入荷しています。
清涼感ある3色の追加です。
white、light Grey(前回よりさらにライト)、Light Indigo
の3色です。
Travail Manuel のリネンロングジレ・カシュクールワンピ、
のチャコールグレーが再入荷です。
明日から、随時 web shop にも更新していきます。
よろしくお願いいたします。