annabelle

梅雨にちょっと自分探し

昔、影響を受けた本で、

「チープシック」という本がある。

もう40年も前の本なので、

チープシック、という言葉だけが

独り歩きした感は否めない。

オートクチュール全盛からプレタポルテに

移行したファッショントレンドのあり方を

当時の若者の多くが、徹底的に批判した。

そこから生まれたのが、パンクやオルタナティブ、

ヒッピーといった文化だろう。

「チープシック」の根底には、それと同じ考え方がある。

安価なものも高価なものも、「自分らしく」着るのが素敵なのだ。

そのためには、自分を最も知っているはずの自分に、

もう一度、いろいろなことを問い直す必要がある。

そう、自己分析がおしゃれの近道なのだ。

思わず、

「おしゃれな服だな。。」と口に出した、

こちらのお洋服を紹介します。

evam eva

ワッシャーリネンロングスリットシャツ

ホワイト ¥20,000(税抜)

細く、強いより糸で織り込まれた生地を

布地の状態でワッシャー加工を施すことで、

心地のいいシワ感を生み出している。

ブルー

わずかにラベンダーのような、淡い紫を

感じるような、素敵なブルー。

脇には長めのおしゃれなスリットが。

これがあることで、長くても視覚的には、

軽さを感じるから不思議だ。

ノースシー

ブランドの色名をそのまま使わせていただいた。

最初はピンとこなかった色名も、

自然光で見れば見るほどにしっくりとくる。

黒でもないし、紺でもない。

「North sea」 だ。

ブルーとノースシーは、実は2つとも

同じログウッドで天然染めされている。

さすが、「すべての色を持つ樹木」。

チープシックと同じくらい影響を受けた先輩が、

昔こんなことを言っていた。

「コンプレックスがある人の方が断然おしゃれになれる。」

僕も全くそう思う。

抱えきれないコンプレックスを抱えた妻に着てもらいます。。

サラサラで心地いい梅雨を。

前を閉じるとロングシャツ。

前を開けて、風を通すと、

そのサラサラな生地が肌をかすめ、

より一層に心地いい。

シンプルなパンツスタイルをグッと

大人っぽく仕上げてくれる。

夏に出番が多くなりそうな予感。。

サルエルやキュロットやスカートの上には、

長い洋服を着てはいけない?

いいに決まってる。

鏡の前で試してみて。。

安価なものだけでも、シックな着こなしを!

というチープシックが横行した数年前、

ファストファッションが日本にたくさん入ってきた。

素敵な着こなしに値段は関係ない。

高級ブランドだからこう着なければ、、

というその気持ちを捨てましょう。

そう、、作られた概念を一度自身の中で捨てた時、

面白いことを思いついたりする。

オシャレをするということは、それを繰り返すこと。

そうしているうちに、チープなものを取り入れたシックな

着こなしができるようになるのでしょう。

お店やブログを通して、僕らはそれを続けていきたい。

昔、チープシックがそれを教えてくれたように。

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