おでこを出して気がついたこと
実は今シーズン、妻はあまりニット帽を
かぶっていなかった。
昨年までは、12月に入ったころからかぶり始めていたのに。。
本人いわく、「急に似合わなくなった」、という。
そんなはずはない、、気分的なものでしょ、
と言って鏡の前で試行錯誤するも本当に全くしっくりこない。
どうしようかな、、、と考えていたら、
普段はスタイリングに全く口出ししない川本が、
「おでこ出したほうがいいんじゃないですか?」と、一言。
絶対に似合わない!
と断固拒否する妻に、とりあえずかぶってもらうと、、
本人は、疑心暗鬼ながら、我々はこれならいける!
と、確信。
何とか撮影にこぎつけたものの、珍しく妻が更新前に
写真をチェックするという。
「ダメだったら、絶対にアップしない!」と、鼻息が荒かったが、、
写真を見たときの顔は、明らかに、「あれ??」という顔でした。
翌日、小学4年生の娘に、「これかぶっていいよ。」と渡していた
ニット帽を、「これ、私のだから。」といって、奪い返していた。
ちなみに、こちらが昨年のニット帽姿。
前髪をつくって収めていた。
どのニット帽も、このようにかぶっていた昨年。
これから始まる最も寒い季節、「大寒」。
1月中旬~立春までがニット帽の最も活躍する季節。
お気に入りのニット帽は、手放せない存在に。
Glen Gordon ウールアンゴラニットキャップ
¥7,500(税抜)
フィンガーレスグローブで毎シーズンおなじみの素材。
高級羊毛として知られる、ジーロンラムウールに、
アンゴラをミックスした上質な糸は、
しっとりとしたカシミアタッチで、素晴らしく温かい。
しかも、二重構造になったニットキャップ。
しっかりと頭にフィットして、冷気をシャットアウト。
かぶったときに、ある程度テンションのあるタイプです。
トップまでしっかりと形が崩れないのは、二重だからこそ。
もちろん、折り返す幅によってトップの長さも変わってきます。
前髪は中に入れて、グッと深く、やや後ろに傾ける
感覚でかぶってもらいました。
ベージュ
グレー
チャコール
FACTORY
ヤクリブ編みニットキャップ ¥5,000(税抜)
セーターでお馴染みのFACTORYから、
ヤク素材で大人っぽいニットキャップ。
素材と色は、セーター類と全く同様です。
かぶった感触は、とてもソフトで優しいかぶり心地。
締め付け感は全くないタイプ。
ロングコートにニット帽。
こちらもトップが少しかわいらしく余る形。
モカ
ブラウン
yourwear(ユアウェアー)
ベビーアルパカウール手編みニットキャップ
¥11,000(税抜)
秋田県で生まれ育った女性が一人で切り盛りする
秋冬だけのニット小物ブランド、「yourwear」。
手編みと手横編み機を駆使して、ひたすら編む。
ご近所のニッターのおばあちゃんも手伝って、編む。
人の手から生まれるyourwearの商品は、
素朴で、奥深く、優しい感覚。
我が家でもストール、ニット帽、ともに大活躍。
お店に並べると少し地味な存在だが、
いったん使い始めると、驚くほど登場回数が多い。
つい、手に取ってしまう。
こちらのニット帽は、yourwear ではおなじみの、
ベビーアルパカとウールのストールと同じ素材だ。
一見同じには見えないが、糸を太く束ねるようにして、
ゲージを下げてざっくり編んでいる。
とても軽く、ふわっとした質感に仕上がっていて、
かぶった感触は、想像通り、優しい。
こちらはグレーを着用。
後方のうなじのあたりまで、すっぽりと優しく
頭を包み込む。
トップには目立ったゆとりは出ないものの、
とても女性らしく、服装を選ばない印象。
モカグレー
ベージュ
ネイビー
おでこを出して気がついたこと。
それは、ファッションにおいて、常識なんてなくていい、
ということと、試してみることの大切さ。
ちなみにこの撮影の時、
我々が、大丈夫だと言っているにも関わらず、
およそ10分近く、妻はごねていた。
新しいことに慣れるには、少しだけ時間がかかるみたいです。
この日を境に、子供から奪い返したyourwear のニット帽を
毎日のようにかぶっている。
「似合わなくなった!」と、簡単に捨てたり人にあげたりするのも
良くないようです。
似合わなくなったと感じたら、他の使い方を
あみ出すチャンスかもしれません。
ありえないと思っている選択肢も含めて、探ってみてください。