susuri 姉妹伴~熱望~
~姉妹伴~
中国福建省、恵安地域の古くからの文化で、
数名の女性たちが小さな頃から本当の姉妹のように
互いの家を行き来し、寝食を共にします。
その絆は、本当の家族のように深くかたい絆です。
この中国の文化を、「姉妹伴」という。
西荻窪poefu さんとの共同別注企画は、
その古い文化になぞらえて、「姉妹伴」と呼ぶことにした。
susuri 姉妹伴は、今回もうひとつある。
「あのワンピースは素敵なのに、、
なぜいつも秋冬だけで、同じ素材でしか作らないのか?」
そんな素朴な疑問から生まれた素敵なワンピース。
Dry Gold
カラシ色を発色良くしたようなきれいなゴールドイエロー。
日本人の女性には、とてもよく似合う、
オシャレな色だと思う。
裾回りのレールステッチが利いています。
このワンピースの最大の特徴は、シルエットを
切り替えによって、大胆に形成していること。
小さく華奢な印象のトップスに対し、まるでパニエを
付けたような、きれいに広がるコクーンシルエットが
とても女性らしく魅力的です。
インナーにはゴーシュのライトカディーコットンのシャツを
着て、Tストラップでソックスを見せてノーブルな印象に。
クラシカルで大胆なハイドワンピースに対し、
端正なデザインが際立つきれいなコクーンシルエット。
デザイナーの斎藤さんは、きっと秋冬のしっかりした
素材感で、重ね着をするイメージから、このワンピースを生み出し、
秋冬だけの展開にとどめていたのでしょう。
今回、この素敵なワンピースを作ったことで、
Tシャツとの重ね着、長袖シャツ、ブラウスとの重ね着、
半袖シャツとの重ね着、さらに上から羽織物を。
秋冬のパストラルワンピースと合わせると、
1年中このデザインのワンピースをワードローブに忍ばせておける。
見た目の印象とは裏腹に、
とても頑固でこだわりの強い斎藤さんに、
熱望して作っていただいたワンピース。
秋口は、薄手のウールセーターともスタイリングして、
長く、長く、着ていただけますと幸いです。