annabelle

風物

玄関先に蚊取り線香が。

食卓にトウモロコシが。

焼きトウモロコシが!

便利になればなるほど、きっと「風物」と呼ばれるものが

少なくなるのかもしれません。

一年中、あらゆるものが手に入る現代、

「旬」や「風物」といった感覚はどんどん希薄になる。

便利にはあやかりながら、季節の感覚は大切にしたい。

ファッションは、そこにおいて、大きな役割を果たすのでしょう。

夏らしい水玉のスカートです。

gasa grue ハンドプリント水玉バルーンスカート

BLUE ¥28,000+tax

なんとも柔らかいタッチのハンドブロックプリント。

「昭和」という響きがしっくりくる柄域です。

シンプルに、大人っぽく着てみたい。

えんじ色の釦も素敵だが、スナップ釦を

手縫いした四角い跡にもご注目を。

こういう遊び心が、洋服好きの心を動かすのか。

ファストファッションと呼ばれる便利が襲来した現代には、

非合理的な、感情に触れるような仕草にドキッとしたりする。

フランスのシンプルなTシャツをタックイン。

僕が好きなのはシンプルなスタイリング。

昔からそうだ。

でも、ただシンプルで終わるスタイリングには、

どうも昔から満足できないようで、いろいろと足してみたくなる。

そして、引いていく。

今でもそう。。足したり引いたりが楽しみの一つでもある。

どこで、新鮮な感覚に遭遇するかわからない。

いろいろやってみる価値はある。

「夏のスカートが欲しい。」

初めて聞いたセリフかもしれない。

ラフなキュロットやパンツはたくさん履いていたが、

夏はたっぷり子供と付き合うことになる妻に、

スカートはあまり重要ではなかったのだが、、

いよいよ必要を感じたのか。

履きたい衝動に駆られたのか。

いずれにしても、いいことだ。

夏らしいこんなバルーンスカートもいい。

新品では、裾にプレスが入っているから、、

あまりバルーンていう感じもしないのだけど、

洗っていくと裾がふわっとしてくるのです。

スカートに似合う夏のブラウスを手に入れた妻が、

「スカートが欲しい。」と言い始めるのは自然なこと。

何かお気に入りを手に入れた時に付随する風物のようなもの。

シンプルなポルカドットのスカートは、日本の夏の風物でいいと思う。

「流行?」なんて言わせない。

「夏だからね。」って言われる日が来ますことを。

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