重ね着を想像しながら。
ちょっとした隙間が、
軽さを出すために重要な役割を果たす。
そして、全体に心地いいリズムをもたらしてくれる。
僕はこのブラウスのそういうところが好きなのだと思う。
maison de soil
エンブロイダリィ後ろ釦ブラウス
ホワイト ¥20,000+tax
annabelle のオープンした年から扱っている、
大好きなブラウスの一つ。
小さな丸首に、少しオリエンタルな、
凹凸感のある手振りのミシン刺繍がとてもよく似合う。
3年ほど同じ刺繍が続いていたが、
今年、刺繍のデザインが新しくなった。
以前のものも素敵だったが、こちらもアンティークの
タイルのようなパネル刺繍が目を引きます。
個人的にはとても気に入っていたのですが、
来年の春はまた別な刺繍に変わっておりました。
こちらが気に入った方は、ぜひどうぞ。
お色は、いつものホワイト、ブラックに、
新色はグレーベージュという真ん中の色。
少しカーキが入ったような、オリーブがかったような、
絶妙なニュアンスカラー。
バストは大きめだが、着丈はさほど長くなく、
しかも、正面から見たときに、ほぼまっすぐな、
ラウンドしない裾が特徴的。
そして、お気に入りポイントはこのガセット付きの
急激なカーブを描いてラウンドした裾脇。
この裾のカーブで生まれる空間が、
パッと着た時の軽さや、様々なボトムスとの相性の良さや、
丸首と刺繍からくるオリエンタルな雰囲気とのバランスや、
着たらわかる、女性らしさの源のような気がします。
秋深まれば、ストールや羽織がそのままよく似合いそうだ。
そしてこのブラウスの気に入っている点はもう一つ。
タックインスタイルがとても素敵に演出できる。
ゴーシュのロングスカートに合わせれば、
明らかに本来の身長よりも、すっきりと
背が高く見える。
パンツにラフに合わせた時とはまた違った雰囲気で、
楽しんでいただきたい。
秋深まれば、コンパクトなジャケットでも着てみたい。
もしかしたら、最近被らなくなっていた
秋冬の帽子も、かぶりたくなるかもしれない。
あと一か月半ほどで、重ね着の季節がやってくる。
もう少し、シャツ一枚を楽しもう。
これからの重ね着を想像しながら。