世界で唯一特別な毛
羊毛、ヤク、キャメル、アルパカ。
世の中にはたくさんの毛の種類がある。
中でも羊毛は用途も広く、把握できないほどの種類だ。
ファストファッションでも様々な毛が出回る昨今、
一概に種類だけで、何がいいかを語ることも難しいが、
一般的に考えて、やはり毛の王様と言えば、
カシミアだろう。
そして、良いカシミア製品を作っているブランドは、
ほとんどが家庭洗濯を推奨している。
独自のカシミアシャンプーを販売するブランドもある。
理由は、水分を含ませて洗濯をすることで、
もっちりとしたタッチで、ふくらみを増すからだ。
良いかどうかは、洗っていくとわかる。
標高4000mの高山地帯まで自ら出向き、
実際にカシミアヤギの動物そのものを触ることで、
さらには、毛を刈った後の原毛を見比べてきた目利きでもある、
FACTORY の野村社長も当然、同じことを言う。
さらに、「5歳以下の若いカシミアの毛が最も良い。」
「5歳以上になると、その価値は厳しく言うと下がる。」
何回も現地に赴く彼らは、モンゴルの人たちのまっすぐな意見を聞いたり、
それをもとに、自ら様々なカシミアを見て、触って、
経験することで、現在に至る。
現時点で彼らが選び抜いた、最高のカシミアです。
FACTORY
カシミアクルーネックセーター
¥29,000+tax
上質なカシミアを使用したセーターが、
軒並み3万円を超える中、FACTORYのセーターは、
ギリギリ2万円台で踏ん張っている。
ふっくらとしたカシミアの良さを生かすべく、
Tシャツのような感覚で着ていただける軽いセーターに仕上がっている。
軽いが着たら温かい。
こちらのキナリは、原毛の色。
この原毛を染めて作ったのがこちら。。
ネイビーとブラック。
染めていない、原毛は当然最も柔らかく、
肌触りも良いのだが、ネイビーやブラックも、
洗うほどに原毛の感触に近づいてくる。
お洗濯は、中性洗剤を使って、手洗いで濯ぎまで
3分程度を目安に行うと良い。
もちろん、揉んだり擦ったりせず、押し洗い。
脱水は、できるだけ小さなネットにたたんで入れて、
洗濯機の脱水機能で、高速回転を始めてから10秒程度で取り出そう。
あとはタオルに整えて平置きすれば完了です。
カシミアシャンプーは、カシミア本来の保湿量を保つために
有効で、通常のおしゃれ着洗剤で洗うよりさらにしっとりします。
薄くて軽いのに最も温かいカシミアのセーターは、
やはり上質感があって気分もいい。
着回しもいろいろです。
そして、Vネックもございます。
こちらがVネックのキナリ。
パンツは、GASA*のバルーンパンツ。
Vの開き具合やデザインは、先日からご好評を
頂いているヤクのものと同じです。
ただし、カシミアのほうが縮率が小さい(縮まない)ため、
ヤクよりも少し大きめです。
袖丈、着丈が2cmほど。バストは幅で1cm程度。
上質なカシミアの上から、素敵なWOOL のロングコート。
ストールを巻けば、枚数は少ないけど温かい。
Vネックのネイビーは、
maison de soil のシルクキルトスカートと、
なんだか贅沢なスタイリング。
表がシルク100%、裏地が起毛したコットン100%の
キルティングスカートは、見た目にも凹凸感があって、
シンプルなセーターを引き立てる。
maison de soil
シルクキルティングスカート ¥25,000+tax
コートも素敵だけど、ゴーシュのハイランドWOOLの
ロングカーディガンをコート代わりに着てもいい。
カシミア×ハイランドWOOLの組み合わせは、
かなり寒かったこの日の撮影でも妻に好評でした。
もちろん、温かいから。
さらにモヘアのきれいな色のマフラーを巻けば、
防寒にもなって、彩もいい。
現在、髪を振り乱して製作中のsono の新作、
sono2もいい感じ。
こちらは、Vネックのブラック。
ネイビーベースでシックなスカートスタイルに、
発色のいいピンクのストールを差しい色に。
キナリ、ネイビー、ブラック、
どのお色も様々な色にスタイリングしやすい、
ベーシックカラーです。
いろいろなスタイリングから、お好みを探ってみてください。
こちらもVネックのブラックです。
スカートは完売したSOIL のもの。
ブラックの良い点は、モノトーンスタイルができること。
こちらのスカートは、薄いベージュのような
キナリのような色味ですが、真っ白と合わせても素敵です。
軽くて、あったかい。
Tシャツ気分で日常使いしてほしいカシミアです。
上からHonneteのメルトンコートを。
こちらは、クルーネックのキナリ。
ゴーシュのカツラギ裾ゴムパンツに合わせて。
遠目に見ても、赤いソックスが利いているのがわかります。
同トーンスタイルでは、小物の色遣いや柄使いが意外と重要です。
首元にまとまったストールの巻き方も今年の気分。
上からゴーシュのコンパクトなWOOLのジャケットを。
これだけでも結構あったかい。
その上からETTO コートのライナーをはずして着る。
アンダーウェアーから数えて4枚着ていることになる。
最大4枚のシンプルな重ね着。
モコモコしないし、着ぶくれもしない。
バーバリィ素材は、薄いが風を通さない優れもの。
ネイビーの丸首は、白のワイドパンツで爽やかに。
シンプルだが、カシミアの上質さもあって、
ラフな大人っぽさを感じるパンツスタイルです。
白いパンツの便利さに気がついた時、
本当に一年中使いまわす。
そろそろズボン下が必要です。
上からは同じくFACTORY のヤクのカーディガン。
もちろん、とっても温かい。
カシミア×ヤク、贅沢な組み合わせ。
上からコートを着たら絶対にあったかいに決まってます。
こちらは、クルーネックのブラック。
完売したevam evaのコーデュロイパンツに、
全体にダークトーンで。
個性あるsusuri のコートを生かしつつ、
色数は最小限に抑えたコートが主役のスタイリングに。
カシミアのセーターを取り入れると、
温かさという意味では、とても安心感が生まれます。
軽くて、薄くて、あったかいので、
重ね着もしやすいのです。
世界で唯一特別な毛と言っていいカシミアの、
本当の良さは、洗濯することで増してくる風合いです。
思い切って、取り入れてみてはいかがでしょう。
きっとそれは、癖になる心地よさ。