あの日の夜空
「空がきれいだよ!」
妻が騒がしく呼び立てる。
確かに、冬の澄んだ空気の夕方の空は、えも言われぬ美しさ。
遠くに富士山を見ながら、薄いグレーやオレンジを挟み、
段々と群青に変わるさまは、宇宙の存在を近くに感じる瞬間だ。
その群青の夜空に、きらりと光る可愛らしい三日月が印象的でした。
このコートは、そんな存在かもしれません。
Honnete
ベルベットショールカラーコート
¥45,000+tax
襟のデザインは、Honnete で人気のコート、
メルトンのショールカラーコートと同じ仕様。
フードを半分で切ったような形を折りたたんで襟に見立てる。
見た目には女性らしい美しさと軽やかさ。
自由度が高く、フロントのピンの位置で、
前を開け気味にしたり、防寒性を高くしたり。
巻物も楽しめるコートです。
付属の共布のベルトで結わいても素敵です。
その日の装いや行く場所や気分で、変えてください。
表地は、相変わらずの上質さにうっとりする、
英国の「Brisbane moss(ブリスベン・モス)」。
その歴史は150年を超え、起毛素材を扱うファブリックメーカー
としては、世界でも3本の指に入る名門です。
高級素材ばかりが目立つ、ブリスベン・モスのラインナップで、
数は少ないが、コットンのベルベットがある。
とても上質で品があるが、コットンということで、
普段使いがしやすく、Honnete のデザインにもよく似合う。
お手入れは、ブラシがあると、とても便利です。
洋服用の馬毛ブラシ。
今シーズンから、コットンだった裏地が
アセテートに変わりました。洗いの入ったシワ感が、
光沢感とあいまって、とてもこのデザインに似合います。
色は、3色をセレクトしています。
左から、ネイビー、ブラック、ブラウン。
NO CONTROL AIR の完売した裾ゴムパンツに、
ネイビーを、帯をキュッと。
ベルトループは特にございませんので、
ベルトをはずしたら、ポケットやカバンにどうぞ。
大判のストールで防寒を。
コットンとはいえ、ベルベット素材で
裏地も付いているので、真冬にも活躍します。
そして、付け加えるならば、ベルベットと別珍は異なります。
見た目は似ていますが、製造工程も温かさも異なります。
一般的に、ベルベットのほうが高価です。
とりわけ、ブリスベン・モスのベルベットともなれば、
コットンのベルベットでは、これより良いものもなかなかない。
前をはずして着ています。
羽織のような感覚で着ていただいても素敵です。
この上から、、ブラックを着てみます。
こちらも帯をキュッとしています。
冬の寒空に、とても気分の上がるコートです。
フロントをピンに変えてみれば、
また違った雰囲気が楽しめる。
袖口は、裏地と表地が変形の付き合わせ仕様。
わざときっちりしすぎないよう、ラフな感じに仕上げています。
袖をまくったり、おろしたり、ラフですがチープ感はなく、
素敵な仕上がりです。
GASA*のワンピースの上に、、ブラウンを。
パンツやスカートでなく、足がスッと見える
スタイリングも、このコートに良く似合います。
とても今年らしい、色気のあるチョコレートブラウン。
落ち着きもあって、どんなボトムスと色とも好相性。
そして、昨年から引き続き、
同素材でクルーネックのワンピースもございます。
ベルベットに長い手袋、そしてsashiki のファーファー。
個性的で色気のあるスタイリング。
グレーのパテントも光ります。
ネイビーのベルベットに、
ネイビーのモヘア。
そして、sashiki のファーファー。
そして、WOOL のロングコート。
着た時に重さを感じない、防寒性の高いどっしりとした
コートは、真冬にも中は薄着でへっちゃらです。
ブラックは、足元にニュアンスを付けて。
ボトムスは、FACTORY のサルエルパンツを履いてみれば、
一味違ったワンピーススタイルに。
袖が短めな冬のワンピースには、
薄手のシンプルセーターやカットソーが大活躍。
インナーには、vie のコットンカシミアセーターを着ています。
ブラウンは、タイツでワンピーススタイル。
前回のものよりも、着丈は4cmほど長めの仕上がりです。
155cmで、きっちりひざ下です。
こちらもインナーには、コットンカシミアの
シンプルなセーターを着ています。
上からは、2重織で、軽くて温かい
GASA*のコートをエレガントに。
カシミアのストールで彩を。
冬の夜空にきらりと光る三日月のような、
美しさと、可愛らしさを感じさせる光沢は、
見る角度によって陰影が深く、印象も変化します。
それはまるで、あの日見た夜空のように。