annabelle

ウォッシャブルsilk

昨日はTHOMAS MASONの生地のシリーズをご紹介しました。そしてあと2種類の立ち上がりにお勧めの生地があると申しておりましたが、撮影が追いついておりませんでしたのでまずはもう一つ。展示で僕個人では一押しをしていた素材です。

klause ウォッシャブルシルク バンドカラーシャツ ¥33,000(税込)

京都で生産される希少なシルクは、無染色で尚且つウォッシャブルです。シルクは取り入れてみたいけど、クリーニングが面倒で敬遠している方も多いのではないでしょうか。家庭でお洗濯ができるシルクは魅力的ですよね。

今回ご紹介しするシルクは生地の生産者側が「洗えるシルク」を売りにしているのですが、klauseさんの方で付けた洗濯ラベルが洗濯不可になっています。確認したところ、最近の洗濯機で、乾燥機が標準装備されたドラム式が増えてきているため、洗濯表記を手洗いなどにした場合、乾燥機の方の表記を特に確認しないで乾燥まで一気にやってしまう方が増えていることを心配して洗濯不可にしたとのこと。また、「手洗い」の表記でも普通に洗濯機を回して脱水も普通にかけてしまう方も多いと。

僕も昔はずっとメーカー勤務でしたのでよくわかります。特に不特定多数のお店で販売していく商品については、洗濯出来るものも「とりあえず❌にしておけ」と上司から教わります。クレーム防止のためです。すごく本末転倒な話だとつくづつ感じていたので、アナベルでは出来る限り洗濯の話も一緒にするようにしています。洋服屋的にはそもそも「洗えないものはほとんどない」というのが本当の話です。

今回のシルクは、我々も実際に購入して試してみようとは考えていますが、すでに生地メーカーでも散々検証された上でウォッシャブルを謳っていますので、以下のようにお洗濯していただいたら何の問題もありません。

中性洗剤を使用して、多めの水でおしゃれ着洗い(手洗モード)。脱水は1分以内で水分が残った状態で日陰干し。これで大丈夫です。脱水を短くすることでシワになりにくいので、軽くてで伸ばしてあげればカジュアルならアイロンなしで着ていただけます。お洗濯の際の「水多め」は出来ればといったところです。最新になる程「節水」機能が付いていたりして、少ない水で洗濯するものが増えていますが、これは洋服に縮みが出る悪い条件の一つです。節水にはなりますが衣類には優しくありません。水の量を調整できるようでしたらゆとりのある量で洗ってください。洗濯機でなく、洗面で水をためて軽い押し洗いをして、脱水だけ洗濯機を使うのも良いと思います。シルクやカシミアは専門の洗剤も多く存在していますので、特別な洗剤を用意しておくのも良いと思います。乾燥機はダメです。また次回の入荷分からは、洗濯OKに品質ラベルを変更していただくようお願い致しました。

コットンと同じく首に沿うように立ち上がったバンドカラー。

細かな運針(縫い目のピッチ)。ヴィンテージと言われる時代の洋服への憧れからこだわるようになったという細かな運針は、シャツ全体の印象を左右する重要な要素です。

袖口は他の素材と同じくボタンとループで絞れるのですが、この素材は撮影し忘れているため、申し訳ありませんが他の素材を参考にしてください。

バックスタイル。後にボタンが一つあります。

着用した写真を見ると、白っぽく見えていますが実際にはよこ糸の際立ったシャンブレーのキナリです。タッチは触ったらそれとわかるシルク特有の張り感が少しあり、上品な光沢感が特徴です。染色も脱色もしていない自然な状態のシルクです。

ARTEPOVERAのリメイクパンツに合わせてカジュアルに。

シルクの良いところは体温調整をしてくれるというところ。暑い時も寒い時も適度な快適性を感じさせる素材です。今回のシルクですと、しっかりした方ではありますので、いますぐ取り入れて6月中旬くらいまでは袖捲りなどしながら着ると思います。暑くなっていったん着なくなり、また10月中旬辺りから着始める。そんな素材です。

タックイン。

おすすめのリメイクカーディガンを羽織って。

式典などのシーンではもちろん大活躍すると思います。着用シーズンが長いのもありがたい。このセットアップは今シーズン入荷したゴーシュのもの。

klause ウォッシャブルボートネックシャツ ¥30,800(税込)

もう一つはボートネックを作っています。ウォッシャブルシルクではヘンリーネックは作っていないので、この2つの販売となります。また、ウォッシャブルシルクのシリーズは今後も力を入れていきたいシリーズですが、今回ご紹介した生地と全く同じものは、もしかしたら今回限りになるかもしれません。生産者がご高齢で引退されるそうで、後継はいないそうです。そんな話を聞くたびに何とかならないもんかと思いを馳せますが。。

ボートネックだけ、他と違う位置で絞れるようになっています。バンドカラーはこれと同じではありませんので、他の生地でご確認ください。

着用写真は全般に白っぽく写ってしまっていますが、色は「物撮り」を参考にしてください。

ARTEPOVERAの加工デニムに合わせて。

上からこれまたARTEPOVERAの薄手の春のコートをスタイリング。

スカートに合わせるのもかっこいい。こちらもだいぶ色が白っぽくなっていますので、あくまでもイメージでご覧ください。

HAVERSACKの膝タックパンツに合わせて。春らしい爽やかなカジュアルスタイル。

シワ感もかっこよく見えるシルクだと思います。気楽に日常着として取り入れて欲しい。

そしてタックイン。

こちらも式典スタイルで。ボトムスはアナベルでは珍しく細身のパンツ。こちらはゴーシュのフォーマルシリーズのパンツです。

同素材のジャケットとセットアップで。式典スタイルのジャケットやパンツは持っているという方も、結構インナーをお探しの方が多いように感じます。年間通して使いやすく、カジュアルにも全く抵抗なく使えるこんなシャツが一つあると、とっても心強いと思います。素材の素晴らしさは勿論ですが、利便性の高さも実はおすすめしたいと思えるポイントです。ぜひシルクの素晴らしさをご堪能ください。

 

 

Other blog

  • 2026.02.07THOMAS MASONmore
  • 2026.02.06セットアップmore
  • 2026.01.30幸せのカシミアmore
  • 2026.01.29活力のある洋服をmore
  • 2026.01.13心躍るレイヤースカートmore
  • 2026.01.08クラシカルで少しハードmore