FIRMUM TEE
ボーダーに警戒心を抱くようになったのは40代後半になってから。でも好きだからつい手が伸びる。女性はどうなんだろう?妻がボーダーを着ている姿は正直記憶にないのですが、近年の綺麗めワイドパンツにボーダーを載せたらどうなんだ?ちょっと80年代後半の雰囲気も感じさせる、ボーダーに縁のなかった人も巻き込めるカッコ良さがあるのではないかと少しだけ期待しています。
FIRMUM ビッグTee ¥15,400(税込)
ビッグTeeと大雑把に括ってしまうと、だいたいどれも大きくて同じ感じでしょ?みたいに思う人も多いでしょう。でもちゃんと見てみるとそうでもない。このTシャツも大きいながら袖はスッキリと、なおかつ袖つけも前に振って立体的に作ってある。裾に向かって少しテーパーをかけたシルエットもFIRMUMらしい佇まいです。
少し長めでスッキリ。そしてツケを見るとちょっと浮いて見えるくらいに前に振ってある。同ブランドらしい雰囲気が着ただけで醸し出せるTシャツとなっている。ワイドパンツに合わせると抜群におしゃれになる。
ネックのツケにあるシュワシュワした布が余った感じももちろんわざと。洗うほどこのシュワシュワが際立ち、遠目にみるとネックに特徴が出てくるTシャツです。
裾は絶妙に前が少しだけ短く刻みスリットがある。
ボーダーは潔く白黒の2パターンというのもいい。黒が太いか白が太いかの2パターン。
無地の白黒も合わせてモノトーンの4色展開です。
ホワイトは同じくFIRMUMの秋物のワイドパンツに合わせて。
ワイドながら袖のスッキリした印象の6分袖が、ここから1ヶ月以上続く残暑にちょうどいい。生地も真夏のTシャツよりしっかり目でいい。
ブラックはこちらも同じくFIRMUMのちょっと面白い工夫のあるパンツに合わせて。生成りのヘリンボーン素材のデニムのような雰囲気のパンツは、穿き方やスタイリングを変えることで、その印象にかなりの幅を持たせたデザインのパンツとなっている。パンツはパンツでまた後日。
今回はラフにテーパーデニムを穿く感覚でスタイリング。生成りとブラックはシンプルに着て大人っぽい色合わせです。
ブラック太めのボーダーはかなり太めのHAVERSACKのバルーンパンツに合わせて。
秋物、革ものに合わせてあらためて晩夏初秋を楽しめる新鮮なTシャツです。
秋素材としてちょうど良い、やや厚めのリネンヘリンボーンのklause羽織シャツを合わせて。
ソックスや巻物を足していくと、より秋冬感が増してくるレイヤースタイル。
白太めボーダーには秋冬のNO CONTROL AIRのモモ山パンツ。フルレングスのちょっと綺麗めなパンツにあえてボーダーを合わせると、ちょっと新鮮な感じです。
セットアップのジャケットもあるので、タックインをして合わせるのも良いかもしれません。
ボーダーは僕の中でジーンズと同じポジションにある洋服です。今日の朝も一年前に買ったまだ丈上げをしていないペインターパンツを試しに穿いて、今年の秋冬は穿くぞと誓う。ボーダーもそれに近い感覚を持つ洋服です。着たい気持ちは常にあり、今の自分に似合うそれをいつもどこかで探している。そしてここだというタイミングを常に測っているようです。今年は綺麗めにボーダーが着たい気分です。