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リネンとリネンと春と秋

今年は洋服好きとしてはありがたいくらい、じんわりと春を感じられる年ではないでしょうか。春の裏地付きのアウターを着る機会が多かったり、4月中旬を目前にしてまだ通勤にしっかり4枚ほど洋服を重ねていてちょうどいい。「インナー+シャツ+ベストや薄手のブルゾン+春のコート」本当にじんわりと雨まじりに気温が上がっていく。今日は今まさにちょうどよく、気温の上昇と共に梅雨くらいまで活躍するリネンの羽織、コートを2つご紹介します。

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klause リネンギャザーワンピース ¥49,500(税込) ナチュラル

なんだよ、ワンピースじゃないかと思いますよね。。でもこのワンピース、もう何度目かのご紹介になり、スタッフの横やんもよく着ていますが、ワンピースの上に羽織ったり、ブラウスの上に羽織ったり、さらにこの上にコートを着たりと、なかなか自由度の高いポジションで色々な表情を見せてくれるお洋服であることがわかります。素材は柔らかさとリネン繊維の素朴なザクっとした感触を併せ持つ「ベラルーシリネン」です。アンティークのような風合いで所々に節やネップが点在し、いかにも丈夫そうな雰囲気を持ったリネンです。

襟周りはとっても綺麗な分量感のあるギャザーがクラシカルで、襟先のデザインと相まって、ヴィンテージのお洋服を見ているかのような錯覚に陥ります。

ポケットは脇線に沿ってさりげなく。

袖口はklauseさんのその他のシャツと同様のデザインです。

お洋服の素材は、「リネン」とか「コットン」とか色々ありますが、同じ素材でも別物のように感じるほど、そのクウォリティーには幅があります。今回ご紹介する2つのリネンは、軽く手で握っても山折れ、谷折れのクシャクシャしたシワができない、弾力のあるしなやかな太番手のリネンです。見た目は対照的な2つかもしれませんが、着続けた時の馴染み方は似ているようにも感じます。

ボタンを全部閉めて、ワンピースぽくコーディネート。アナベルではずっと見せてきた定番的なスタイリングの一つです。

着丈はしっかりありますので、高身長のお客様も素敵に着ていただけます。

そして過去に購入してくださったお客様やスタッフが着ているところを見ると、こんなふうにコート、羽織のような感覚で着ていることがほとんどです。ですから販売する方も、名前はワンピースですが、コートのような感覚でお勧めしています。しかも皆さん春夏だけでなく秋冬も着ている。

肩口のギャザーから流れるようなドレープが美しい。

贅沢な布地使い。洗うたびに馴染み、味わいを増していくであろう風合いは、新品のうちから容易に想像できる素材です。

SP リネンローブコート ¥59,400(税込) ブラック

もう一つはこちら。SP(エシュペー)のリネンローブコートです。SPというとヴィンテージから着想を得たクラシカルで上質感のあるお洋服を連想させるほど、細やかでこだわりの強いブランドイメージがしっかりとお客様にも定着しつつあります。今回のこちらは、秋冬にウール素材でご紹介をしたコートデザインで、ブランドの「らしさ」が凝縮された逸品であると思います。贅沢な布地使いや立体的なドレープ感。着用した際の上質感や品の良さ。

とても洗練された印象を受ける一方で、日本人らしい「和装」の雰囲気も同時に感じさせるコートです。

ステッチのない前端に隠れるように比翼仕立てで付く2つしかないボタンは、天然のホーンボタン(水牛の角)です。

フロントの身頃と袖は切り替えなく贅沢なワンパーツ。袖下の絶妙なカーブが着用の雰囲気を左右する素敵なデザイン。また見えにくいですが、袖口には大きな見返しがあり、袖口を2〜3回捲っても裏側が見えないようになっています。袖は長いので、ぜひ袖捲りも楽しんで欲しいコートです。

両サイドにポケット

リネンキャンバス織で、太番手の糸を甘く織り上げていますので、とてもふっくらとソフトな風合いです。こちらもキュッと握っても嫌なシワがつかないリネンです。

とっても雰囲気のあるコートです。

いくつになっても着て欲しいし、着ていただけるコートではないでしょうか。

前を開けて羽織る感じで。

こちらも同じく春夏だけでなく秋冬にも活躍するコートです。

どちらもいい。

お好みでお悩みください。

 

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