annabelle

共に歩こう

R.U.(アールユー)の商品ブログには「共に歩こう」という表題をつけています。ということは、、そうなんです。VIEILLE(ヴィエイユ)はR.U. が手がける別ブランドです。R.U.を眺めると感じる深みのあるクラシカルな世界観はあらためて特別なんだと思える佇まいではありますが、このVIEILLEのneuf(ヌッフ)というモデルにも僕は同じような感触を持っています。

妻もスタッフの横ヤンも長年愛用し続けている靴でもあり、洋服にそっと馴染み、季節を問わず活躍する印象です。今回、1年半ぶりにようやく入荷がありましたので、ご紹介したいと思います。

<通信販売はこちら>

VIEILLE neuf ¥31,350(税込)white

ヌッフは昔のバレリーナを想像してデザインしたフラットシューズです。見ての通りカンフーシューズにも通ずるモノがあり、足の甲に深く被ってくるというのが大きな特徴ではないでしょうか。また、ゴートスキンを使い非常に柔らかく仕立てている点もR.U.などの革靴と比較して大きく異なる点かもしれません。足入れをした瞬間からピタッと馴染んでくる感触がある靴だそうです。

つま先はシュッとしてまさしく美しいバレリーナのようなシルエットですが、足の幅広な日本人が履いてしっかり馴染みやすく、見た目も損なわないバランスです。

薄めのヒールが貼ってあり、履く頻度にもよりますが、相当によく履いている妻で1年半に1回くらいのペースでR.U.にお直しを出しています。

ブラックです。ゴムのように見えるマチ部分は実はほとんど伸びません。足入れは通信販売の本文説明にもある通りよほど足の細い人でない限り、靴べらは初めのうちは必須です。靴べらなしではまず履けません。しかし数回連続で履くと馴染み始め、すぐに靴べらはいらなくなると思います。そしてキュッと入れたその感触は締め付けるというよりはしっかりとフィットしてくれて苦しくない。そんな感触のようです。

また、ゴートスキンの中でも天然なめしの経年変化をする革を選び、1920年代初頭のクラシックなバレーシューズを彷彿とさせる佇まいを意識した革選びを行っています。右が新品で左がしばらく店頭で見本として出して、撮影や試着で履いている商品です。特に焼けたわけではなく、履いているとこのようにいつの間にかじんわりとグレーイッシュな経年変化をしていきます。

こんな風にソックスとの合わせも楽しんでいただきたいシンプルなシューズです。本当にどんなスタイリングにも寄り添います。オーダーから納品までにとっても時間がかかるため、しばらくスタイリングでも使用していませんでしたが、年明けあたりからまた増えてきそう。

白っぽい洋服やスタイリングが多い人は白が活躍しますね。

洋服のスタイリングにインパクトがあると、足元はできる限り存在感を消しながらもしっかりとスタイリングの一部として居て欲しい。そんなわがままな心境を賄ってくれるのがこちらです。

ブラック。妻もそうでしたが、甲の部分がだいたい、大なり小なり初め当たるみたいです。皆さん試着の段階でそこがちょっとキツく感じるとおっしゃることが多いように感じます。でも人によって馴染む日数には差があれど、皆さんわりとすぐに馴染んで履いていますので、よほどでない限り甲の部分の当たる感触は大目に見てあげてください。

ワイドパンツにこちらもある意味存在感を消すようにスタイリングに馴染んでいます。ヒールを履かない、履きたくない、という方は、これを式典用にも使うというのも良いのではないでしょうか。普段の足元も格段とオシャレにしてくれますし、結果経済的なのではないでしょうか。こちらはソールを修理しながら長く履いていただける靴ですから。

スニーカーがある程度使い捨てになることは致し方ないことだと思います。しばらく履かないで置いておくとソールが割れてしまったりしますしね。でもこういったレザーシューズは修理ができるかどうかや、最低限のお手入れをすることで一生物にもなり得るところが素敵なところです。自分のスタイルにピッタリとくる革靴が厳選されてしかし色濃く並んでいるクローゼットや下駄箱は本当にかっこいい。ぜひこのneufも候補に入れてみてください。

 

 

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