一長一短
昨日のブログでもチラリと登場していたFIRMUMのブルゾンをご紹介したいと思います。僕だけで展示会に行っていたらたぶんバイイングしなかったのではないか?というくらい妻のゴリ押しでバイイングした羽織のようなブルゾンです。
にもかかわらず、、、いざ入荷して「これ奈々さんのイチオシの羽織だよね」って言ったら、「は?」みたいな顔をした。「いやいやいや」と言ってバイヤー用の資料に書き込まれた「着たら可愛い♡」というコメントを見せると、「これは私の字じゃない」という妻。こっちが「は?」な気分な中、きっとこれがこの洋服の最大の弱点であり、最大の長所なのだと今は思っています。そうなんです。妻のコメント通りで、「着たら可愛い」のです。
FIRMUM 羽織ブルゾン ¥28,050(税込) ピンク
僕もちょっと気になる存在ではありました。素材はしっとりとして気持ちのいいリヨセル。そしてとっても軽い。素材感から着用時期は長く、秋だけでなく春や初夏にもちょうどいい。半袖やノースリーブへの羽織で着ていただけて、袖捲りがカッコよくできる。絞れるからボトムスとのバランスもとりやすい。そしてこのグレージュのようなほのかにピンクがかった色の名前は、ピンクでした。
なんだよ。。良いとこばっかじゃん。と思いますが、僕が一番迷った理由は、女性はこれをパッと見で敬遠するんじゃないか?手に取ってくれないんじゃないか?ということでした。ちょっとミリタリージャケット風のポケットが男性的だし、一見バランス取るの難しそうに見えるから。展示会の時のことなんかすーーっかり綺麗さっぱり忘れていた妻が最初に見せたリアクションがまさにわかりやすくそれなんだと思います。
肩先にダーツがあり、ラグランスリーブでゆったりとさせながらも肩周りを華奢に見せてくれるデザインです。
フロントボタンはトップだけが見えていて、その他は比翼で隠れています。
こんなドローコードが3箇所に付いています。
裾の両脇。
ウェストを絞るコードは左側だけに付いています。ここでシューっと絞ってなんとなく満遍なく散らす感じです。
絞ったらこんな感じに。
展示会で着てみて、「めっちゃ可愛い♡」と思って書き残した妻は、綺麗さっぱり忘れた7ヶ月後にお店に入荷したこれをパッと見で敬遠して、「これは私の書いた字じゃない」とまで言ったのだと思います。そして撮影の日、、。「やっぱり私が選んだこれはめっちゃ可愛い」と連呼し始めた妻。
こちらがピンクです。HandWerkerのコーデュロイパンツに合わせて明るめな秋冬コーディネート。こちらはウェストも裾も両方絞ったスタイルです。
テーパードの入ったタイプのパンツに合わせるとメンズライクな雰囲気になりますが、今回は全カラー「女性らしく、カッコよく」を心がけたスタイリングにしたつもりです。
シャツの上から羽織った感じ。このブルゾンは前を閉めてきちっと着るより、羽織ったほうがかっこいい印象でした。
こちらがタマムシというカラー。その名の通り、いわゆるトレンチコートなどで見かける光沢のあるタマムシカラーのイメージです。
こちらは完売したゴーシュのパンツにストライプのシャツを合わせて、その上から着ています。
もう一つタマムシ。こちらはゴーシュのウールのスカートに合わせて。
妻はこの感じがとっても気に入っているようで、たしか展示会の時もこんな着方で端っこの方でニヤニヤしていました。
この丈感のブルゾンやジャケットって、問答無用におしゃれですよね。若い頃には着られなかった。着ていたセレクトショップの店員さんを見て憧れていました。
インナーはklauseのバンドカラーシャツを合わせて。
こちらは色名がシャンブルー。シャンブレーとブルーを掛けての命名ですかね?SUSURIのフラミンゴカラーにピッタリ。
シャンブレーブルーですから、オリーブグリーンやデニム、チノ、ホワイトなんかにはとっても似合うのですが、今回は女性らしく、カッコよくというテーマがありましたから、こうなりました。しかしこのバランスのスカートやワンピースであれば、だいたいなんでも似合いそうな気がしています。
こちらはウェストを少しだけ絞っています。
最後はブルー。こちらのボトムスは最初に登場したHandWerkerのコーデュロイパンツの色違いのブラウンです。ブルーですからチノベージュやホワイトが一番最初にパッと頭に浮かびますが、女性らしい色合わせとして赤みのあるブラウンはぴったりな色。
インナーをタックインして羽織ってみると、視覚的にもスラッとした印象が際立ちます。こちらは全くコードを絞らずに着た感じです。一見してどう思うか?着てみてどう感じるか?ぜひ店頭でお試しください。