annabelle

鬼門とは言わせない

若いころ、リーヴァイスの517の
カラーコーデュロイを山ほど持っていた。
春夏はジーンズやチノ、冬は革パンがかっこいい
時代でしたが、そんなの買えるはずもなく、
なんとなくあったかそうでかっこいいそこにはまったのです。
しかも当時は古着屋でとってもリーズナブル。
まめに高円寺の古着屋を回って、見たことない色を
探しては買っていた。
洋服屋になってから、「コーデュロイの服を売りたい」などと
言おうものなら、「鬼門!鬼門!」と即却下。
要するに、かっこいいのはわかるけど、実績のない素材、
だという事でした。
大好きだっただけに、残念な気持ちをしばらく引きずったのを
覚えていますが、そのコーデュロイが、今は「トレンド」ですって。
なんかファッションて、やっぱり面白い。
ARTEPOVERA
コットンコーデュロイバルーンパンツ
¥16,000+tax
コーデュロイは、まださほど寒くない秋口から、
ボトムスで秋冬らしさを醸し出してくれる、
とても着用頻度の高い素材だと思います。
真冬はズボン下を履いて。
デザインは、とても実績のある形。
アナベルでは夏には麻でご紹介し、
昨年の冬にはWOOL素材で展開していました。
今年はコーデュロイ。
フロントは2タックです。
畝は細すぎずちょうどいい太さ。
タッチもソフトで心地いい。
フロントのたくさんの釦が特徴的。
股下までボタンが続くデザインです。

そして、よく見ると裾にはこんなひもが。
そうです。
絞れます。
丈は短めのバルーンパンツになるのです。
こんな感じ。
絞るのと絞らないので、
全くの別物ですよ。
好きな位置で絞りっぱなしでも良いですね。
僕はそういうタイプです。
もう一つの特徴は、じつは背面にも2タック入るのです。
どこから見ても、少しふんわりした印象のバルーンパンツ。
パンツ本来の活躍はもちろんですが、
ワンピースの下に履いても素敵ですよ。
色は、ホワイト、ベージュ、ダークグレーの
3色展開です。どの色も素敵です。
ホワイト×ライトグレー
黒を使わない、大人っぽいスタイリッシュな
色の組み合わせ。
スカッとした爽やかさもあって、
冬のコートのインナーコーディネートとしては、
おすすめの組み合わせです。
グレーのニットはITOIのカシミアのもの。
小物使いも楽しそう。
背面のタックはこんな具合。
ボリュームはさほどではありませんが、
いい感じに丸みの出るデザインです。
ちょっと羽織ったり。
ゴーシュのハイランドニット、ブラックで
モノトーンに。
ゆったりしたブラウスにも似合います。
このベージュも良い色です。
あまり暗くならない、華やかさのあるベージュ。
こちらの素敵な色のセーターもITOI です。
ベーシックで靴下でも遊びたくなるベージュです。
NO CONTROL AIR のコートを上から着てみます。
ロングコートとのバランスも素敵です。
グレーはネイビーにあわせて、
少しシックな感じでスタイリングしてみました。
たぶん、この色、何色でも似合います。
「明るい色が欲しい!」というわけでなければ、
とってもお勧めです。
ヒールも結構似合います。
上から羽織ったり。
ワンピースに潜ませたり。。
もう鬼門とは言わせない。

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