annabelle

式典

いよいよ明日、我々夫婦も娘の卒業式に臨みます。

私は昨年買っておいた、NO CONTROL AIRの

ワイドギャザーパンツとジャケットのセットアップ。

妻は、さんざんどうしようかと騒いだ末、

卒業式は、susuriさんのミイワンピースに

annabelleオリジナルの釦ジャケット。

入学は予定通り、susuriさんのキアラドレス。

そして飾りつけは、西別府さんのブローチと

JEUJYEIさんのアクセサリーを。

式典もその内容によって、装いもいろいろ変化します。

4月に控えている入学式は、卒業式と比べると

ぐっと晴れやかで色合いも華やかになる人も多い。

こちらはそんな華やかなシーンにお勧めです。

NATIVE VILLAGE(ネイティブ ヴィレッジ)

初めてのご紹介になります。

すでにannabelle ではお馴染みになっている、

「GASA*」というブランドがあります。

上質な素材感と強烈な個性を持って、たくさんのファンを魅了し、

すでにブランド創設から24年を迎えています。

そのGASA*のデザイナーとして、何度かブログでも

お名前が登場しているのが五十嵐さんですが、

実はブランドの立ち上げから数年は、もう一人の

人物が中心になり、GASA*のコレクションを行っていました。

それが今回ご紹介する「NATIVE VILLAGE」の

デザイナー、松谷さんです。

全てのファブリックをオリジナルで作り込むのも、

NATIVE VILLAGEの特徴の一つです。

とても時間のかかる取り組みですが、

我々も見たことのない生地に心が躍ります。

こちらのボレロジャケットも、まるで和装に

用いられるような感触と見た目の素材を作っている。

コットンを中心に、レーヨンやナイロン、和紙も

織り交ぜて軽くしなやかに織り上げた素材。

裏地は軽いコットンで総裏仕立てです。

裾はバックサイドにダーツを入れることで、

カーブを描き、短い丈でおさまりの良いデザインに。

ポケットの中身が噴出したかのような

デザインもとても可愛らしい。

同素材でパンツも。

こちらも切り替えとダーツを駆使した、

カーブに特徴のある素敵なパンツに仕上がっています。

フロントは比翼仕立ての釦です。

タテに何枚かの剥ぎを作ることで、独特な

曲線を描くパンツは、軽くしなやかながら、

適度な張り感のあるこの素材にしっくりとくるデザインです。

洋服として、衣装の様にならないようデザインするのが

難しいと思われる素材感ですが、とっても可愛らしく、

独創的でありながら、普遍性を持ち合わせた佇まいです。

セットアップで着るととても迫力もあって素敵ですが、

別々でももちろん活躍します。

完売したゴーシュのmintカラーのジャケットに

合わせて、春のお出かけコーディネート。

淡い春色を黒で引き締め。

どこから見ても特徴的なカーブシルエットは、

切り替えとダーツによるところ。

ジャケットは短いボレロ丈。

袖も短めで、式典には使い易いのですが、

春はまだ寒いので長袖のカットソーを着ています。

素材の特性を考えて少しオリエンタルな

雰囲気にしてみたいと思いました。

タイツをグレーに変えるだけで、

ずいぶんと変化がありましたよ。

素材の追求と共にデザインでは普遍性のあるもの、

変わらぬ良さを考えて、デザインするNATIVE VILLAGE。

ヴィンテージの洋服から、様々な職種のユニフォームを

研究することで、実用美を備えたものの良さを取り入れています。

変わらぬものの良さ、洋服としての

普遍性をデザインしようと考えるとき、

頭の中だけではきっと難しい。

それにはたくさんの過去の資料や実際のヴィンテージウェアーに

触れることや見ること、着ることが大切でしょう。

それも何年もの間継続的に蓄積した感性が必要なのでしょう。

さらには、今のムードを感じることも欠かせない。

デザイナー松谷さんの貫禄は、そういった仕事を

成してきた人の佇まいでした。

annabelle でも少しづつご紹介したいブランドです。

ジャケット ¥55,000+tax
パンツ ¥54,000+tax

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