研究成果
先日、「研究しなくては」でご紹介したCOOVAの展示会に
初めて訪れた時、このストールはすでにそこにありました。
シンプルで、ありそうでなかったその発想は、
まさに研究の成果だと、驚きました。
COOVA
ふたまたストール ¥23,000+tax
一本のストールの半分が二股に分かれていて、
異素材感とともに、巻いた時の重奏感も得られる。
同じクウォリティーでも糸の太さに変化をつけたり、
織組織を変えることで無数の組み合わせが可能になる。
ファッション的にはもちろん、商品としての強さも感じました。
少しわかりずらいですが、今回のふたまたストールは、
タテ糸がシルクで共通、半分のヨコ糸が引き揃えの太リネン。
もう半分の片側のヨコ糸が細いリネン、
さらにもう半分のヨコ糸はアルパカと羊毛の混紡糸。
こちらの商品は、ありそうでなかった証として、
COOVAさんで意匠登録を果たしたデザインとなっております。
ライトグレーは、グレーとホワイトがいい塩梅にまじりあった
飽きのこない明るい定番カラー。
私も4年ほど前にこの配色の素材違いを購入し、使い続けています。
持った時のボリュームは、決して感じるものでもないのですが、
実際に使ってみると、その軽さに反比例するかのような
ふっくら感と程よいボリューム感を感じます。
織物特有の端のふさふさも、
COOVAのものはとても丁寧できれい。
セーターに軽く巻く感じでも使いやすい。
COOVAさんの織物は上質で本当にふんわり。
見ているだけで、織物の魅力も伝わってきます。
ネイビーはグラデーションがきれいで、
より異素材感が伝わりやすい仕上がりです。
リネンの光沢感も良く出ています。
垂らすだけでもかっこよく使えます。
もちろんコンパクトにまとめても素敵です。
色合いが重なり合って、とてもきれい。
COOVAさんの巻物は、ひとつひとつが代表作のような存在です。
どれも異なる個性を持っていますので、つい順番に買ってしまいます。
なかでもこのふたまたストールは、スタート当初からある、
代表作の中の代表作なのかもしれません。
毎シーズン柄や素材に変化をつけて楽しませてもらいます。
まさに研究の成果の賜物でしょう。