Pickup#24 Vintage kantha
久しぶりのピックアップは、muniさんのヴィンテージカンタを使用したショルダーバッグと巾着バッグです。カンタはインドの刺子生地のことを言いますが、ヴィンテージカンタはとりわけ古い生地を刺子にした、古道具やアンティーク好きにはたまらない魅力で溢れています。
刺子の糸も、なっくなったら違う糸に変えてあったりするので、それがまたいい。直しの跡が商品の魅力の一つであることがカンタの特徴の一つです。
パッと見の好みや印象で見て、段々と細かいところを見ていくのがいい。
こんなツギハギもカンタの大きな魅力です。こんな感じのカラフルなカンタはちょっと珍しいかもしれません。
この形はこんなふうに巾着になるのが可愛らしい。muniデザイナー武田さんのセンスで、小さなビーズが付いていたり、布を裂いてタッセル部分を作っていたり、小さなチャームが馴染みながらも存在感を放ったり。
ちょっとしたダメージはカンタの魅力そのものと言っても良いでしょう。
ショルダータイプはこうして結くことでワンショルダーになるのがいい。
こんな具合です。容量はそんなに多くないのですが、日常使いにはもってこいのサイズ感。
少し浅めのデザインのショルダーです。ショルダー使いは少々長めのセッティング。
巾着はシンプルにワンショルダーで持ったり。
斜め掛けしたり。
短くして肘に掛けてみたり。
肩掛けにしたり。こちらもお財布、携帯、手帳、文庫本、かぎにパスケースといった日常必ず持ち歩く程度には十分なサイズです。今回はしっかりしたコットンのカンタで作っていただいているので、柄や色合いによっては通年ご愛用いただけるバッグになりそうです。巾着はポシェットのような感覚で斜め掛けで貴重品だけ入れておくのも可愛らしい。
ヴィンテージカンタの面白いところは、使い込んでからの補修にあるのかもしれません。我が家にもインドのヴィンテージカンタやミラーファブリックのバッグがありますが、2年ほど前に大掛かりな補修(刺繍糸や他の布地を当て布にした遊び補修)をしましたが、古いもの同士、日本の古い藍染やフランスのアンティークのキッチンリネンの布なんかはとても相性が良いのです。まさにセンスで遊べるお直しですし、失敗してもマイナスになるようなことはないので、ぜひそんな楽しみ方も味わっていただきたいバッグです。通販ページにはたくさんの写真とともにたくさんの種類が並んでおりますので、じっくりとご覧いただければと思います。