annabelle

オーセンティック

コートをこんな風に持ったことがありますか?

これを見た時、「やってみたい!」と思って、

メンズも一緒に自分用に発注しちゃいました。

バカでっかいリュックみたい。。

コートのウェストベルトを衿吊りを通してこのように

2点留めすることで背負ったり、肩に掛けたりできるように
なっています。

その昔、まだ馬に跨っていた時代、熱くなってコートを

脱いだ男たちは、両手を空けたまま馬上でコートを持つために、
こんな仕様のコートをハンティングなどの際にも着ていたそうです。
古着を熟知していないと、トラディショナルなお洋服は作れませんね。
さすが、ASEEDONCLOUD玉井さん。

正面から見ると、ボタンが見えないですし、

衿の返りがないので、トレンチコートのようには見えませんが、
作りはトレンチコートでしょうか。

内掛けボタンをこのようにして、、。

フロントボタンは比翼仕立てで見えないデザインです。

Wブレストですが、ボタンが見えないことでステンカラーコート
のようにも見えてきます。

一般的なトレンチコートを上まできっちり閉めた時の

装いをスタンダードにデザインしたコートです。
ガンフラップの下にあるボタンも留めて、着てください。

袖付けは非常にオーセンティックなラグランスリーブ。

すっきりとした印象ですが、運動分量はしっかりとあり、
下にもざっくりとしたセーターなど着ていただけるコートです。

袖口もレールステッチの美しいタブがきっちりと。

背面はちゃんとした雨蓋仕様のデザインです。

ふらして、上蓋のほうがわずかに大きく、
雨をしのぐ屋根のような役割を果たすもの。
簡易的に作られたものも多い雨蓋もしっかり作っております。

こちらも非常にオーセンティックなデザインです。

動きやすさ、防寒性、美しさ。
大きなインボックスプリーツは、
かっこいい大人の女性に相応しい。

帯には金具など付けず、クラシカルな結わくデザイン。

ベルトはこのようにシンプルに前で

結わいて着てもいいですし、、

後ろに結わいて垂らしておいてもいい。

そして、、

裏に取り付けて、、

背負ってもいい。

背負いたい。

首元が寒いときは、襟を立ててタブで留める。

衿を寝かせる通常時は、このように収納できる。

細部に至るまでしっかりと本格的。

極めつけはこの貫通マガジンポケットです。

昔の本格派のトレンチやステンカラーコートは、
バーバリィもアクアスキュータムも、みんなこの仕様でした。
コートをしっかりベルトまでして着た場合、ロングコートを
着た状態で、インナーのジャケットやパンツのポケットから
モノが取り出せるように。

貫通しています。

モノは落ちないのか?
落ちません。
大き目のパッチポケットで
口を受け留めているので、大丈夫。

ラフに全部開けてきてもかっこいい。

こちらも一重のコートと同じく、わずかに重心が低め。
日本の着物に近いベルト位置ではないでしょうか。

インナーに着ていたセーターも、ASEEDONCLOUDのもの。

こちらも地層のようなデザインで、ガンジーセーターを
ベースにして、オリジナルの編み柄が素敵です。

とてもスタンダードなサイズ感のセーターです。

下にシャツなどを着てもいいでしょう。

ミックス調のブラウンは、ツイードの王道をいく色調です。

ジーンズに革靴、赤いソックスでそれに応えます。

現在のゆるいサイズ感のファッションは、一時的な

トレンドではなく、80年代初頭からハイファッションで
展開されてきた提案の集大成のような状況だと感じます。
おそらく廃れることなく、個々のマインドに今の世代の
代表的なスタイルとして今後も残っていくと思っています。
では、それをどうアレンジしてお洋服を着たらまた新鮮に
今のお洋服が着られるだろうか?
そんなことを1年半ほど前から考え始め、まずは
オーセンティックなデザインが気になったところです。
ゆるいファッションの独特なバランス感を持って、
トラディショナルウェアーを取り入れたら?
ASEEDONCLOUDのデザインは、そんな今の気分と
一致して、2020年春夏からお取り扱いをしています。

これからもっと、力を注いでいきたいブランドです。

 

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