Pickup#14
自分自身のスタイリングの要素をあらためて考えてみると、昔から変わらずに多く着ているのは「ワーク」「ミリタリー」それに加えて「Dress」だと思います。ドレスというと女性が着るいわゆるドレスを想像しますが、ここでいうドレスは例えばオッドベストとか、男性のショールカラージャケット(タキシード風)とか、サスペンダーとか、ドレスシューズとか、バンドカラーシャツとか、そういったアイテムのことを指しています。昔からそれらをゴチャ混ぜに着るのが好みです。時代に応じてそこにアウトドアなエッセンスが入ったり、エスニックが強くなったり、そこは気分に応じて変わっていく。ここ最近はドレスとエスニックの掛け合わせが好きで長い間自身の中でのお気に入りの一つになっています。
これは昔からの自身のベースになっているようなスタイルの一つだと言えるスタイリング。それを妻に当て込んだ感じ。もろにワーク&ミリタリーな印象のスタイリングだから好みも別れるし、似合う似合わないもはっきり出てしまう。男性的だから。
リネンブラウスはみ出させて、わざと本当に男性的な着こなしにしてみました。妻には「タックインしなくていいの?」って確認されましたが。これがベースにあって、じゃあ今の自分どうする?って考えて、、
パフスリーブのブラウスをタックイン。スポーツ自転車に乗る人には便利な裾絞り。ここまで絞れたらマジックテープ持ち歩く必要なくなります。
これはミリタリーにちょっとドレスっぽい雰囲気を持ち込んだスタイル。
こっちはミリタリーに女性ならではのビッグシルエットのブラウスを合わせたスタイリング。両方とも可愛らしい色合いのバッグでミリタリー感を中和する。もう少し暖かくなてきたらバブーシュとかミュールでエスニックを足しても素敵ですよね。
自身のルーツになっているような好きなものを生かしつつ、妻と同じ40代の女性にはこんな感じでミリタリーやワークを使ったらいいのでは?という考えでスタイリングしています。高校生の娘も妻の洋服を着ることがありますが、同じ洋服とは思えない着こなしです。アナベルに並べているものは特に年齢で区切ったセレクトにはしていません。それよりも趣味性を重視していますから、好きな人が20代から80代まで幅広く洋服を選んでくれています。同じ洋服も着方や着る人で雰囲気は様々です。気分に合わせて、お気に入りをどう着るか?想像してお楽しみ下さい。