一生モノ
昨年の冬、R.U.からまた素敵な新作が届いておりました。実は人気のブーツよりも少し前に届いてはいたのですが、ご紹介のタイミングは春だろうと。
annabelleに来たことがある方は、「靴が多いな」って感じた方もいらっしゃるかもしれません。実際にお客様からしみじみと言われたこともあるくらい。自分でも意識して制御しているほど、靴のオーダーにはとんでもなくシビアになっている最中に、いったいどんな靴をオーダーしていたかというと、こんな素敵な靴でした。

R.U.(アールユー) A-Quinze ¥55,000(税込)ブラック
2025年にR.U.が新しいシリーズを立ち上げました。それが “archives” というシリーズです。R.U.の過去25年の歴史のアーカイブスが保管されている架空の資料室に保管されているシューズがイメージソースになったシリーズです。古い資料室の木製の棚に並んだ資料ファイルを開くと、モノクロの写真で並んだ過去の作品たち。色のはっきりしないそのイメージをそのまま形にしたのがarchivesです。

表情を均一化せず、ムラや濃淡が出るように製作しています。

レザーはゴートレザー(山羊革)で一足ずつ厳密には異なる表情や色の濃淡が出ています。

製法は他のR.U.と同じくマッケイ製法で一足ずつ手作業で仕上げています。靴底に見られるステッチが靴内部に貫通して縫い合わさった製法で、足馴染みがよく、ソールとアッパーとの一体感も得られる履き心地です。とりわけR.U.のシューズは限られた数人の職人の手によって生まれる、決して量産のできない特別なシューズです。代表である魚住氏の描いた線を忠実に辿り、何度も何度もサンプリングを繰り返し、ようやく世に送り出す。オーダーを出して1年後の入荷です。

今回はサイズ36、37、38、39、40、41、がほぼ一足ずつのご用意となっております。サイズは従来の他のシリーズと比較して小さめの設計で、今までのR.U.のシューズよりワンサイズアップがお勧めだそうです。そのため35の設定がなく、代わりに41が存在します。

見ても履いても美しいカーブが際立つシューズ。妻が「何でR.U.の靴って最初からこんなに履きやすいの?」ってまじまじと聞いてきます。。「知りません」僕も2年前のannabelleでの受注展示会の際に初めてメンズをオーダーし、今まさに履いていますが、正直過去に履いてきたどの靴と比較しても抜きん出たフィッティングです。デザイン的な好みもあって、僕個人的にはDELMONACOのメンズパンプスは愛してやまない一足ではありますが、それはそれとして、とR.U.の靴はとんでもなく履き心地がいい。

今回、こちらのシューズはイメージを具現化するべく、染色を施しています。そのため新品当初は靴下やパンツ裾への色移りが懸念されていますが、実際にannabelleの二人が履いている限りでは問題のあるレベルでの色移りはございません。

パッと見は足がぷかぷかして脱げそうな感じに見えますが、まったくだそうです。

踵でしっかりとホールドしてくれて、適度に遊びはあるけど実際にスタスタ歩いた際に踵が絶対に抜けそうにないほどにホールドしている感じ。

こういったスリップオンタイプでそれですから、僕が履いているワンレースのシューズのホールド感はとんでもなく素晴らしい。

素足でもかっこいい。

式典スタイルのストッキングにも。

真っ白なスタイルにも

カジュアルな色合いにも。

色々なスタイリングに馴染みながらもしっかり主張してくれるシューズです。DELMONACOのパンプスと並ぶ、annabelleの定番になればと思っています。やっぱり個人的にスリップオンタイプのシューズが好きなんですね。どうしても家でも店でも増えてくる。

すごくつま先が「当たりそう」と思うけど「あれ?当たってないしむしろ隙間がある」みたいな感覚だそうです。そして甲周りで適度なフィト感があり、踵が少し浮きそうなところでしっかりとホールドしてくれる。ここが抜けるとストレスですし、かばうだけでも足が疲労しますよね。この靴はそれがない。今はスニーカーを履く人が多い時代ではありますが、やっぱり革靴があるスタイルってかっこいい。しかもどうせ履くなら一生モノを数足だけ揃えておくのって良くないですか?
R.U.のシューズは通販ページにも掲載はされておりますが、カートでの購入はできないようになっております。ブランドからのお願いで、できる限りお客様とお店側で対話をし、お客様に合ったフィッティングをご提案できるよう、お問い合わせのシステムにて販売いたしております。ご来店が可能なお客様はぜひ他のR.U.のシューズも含めて足入れをして下さい。遠方で通信販売となるお客様は、気になる点など遠慮なくお問い合わせください。合うサイズのご提案をさせていただきます。