イタリアの手仕事
イタリア人は基本的にいい加減ですが、
かなりたくさんの手仕事が残る職人気質な印象の強い国でもあります。
街を歩いていると、専門職のお店や工房が多いことに驚く。
額縁専門の修理屋さん。
カーテン専門店。
靴下専門店。
巻物専門店。
そして革手袋専門店。
いずれも親子代々で経営している場合が多い。
この手袋もそのひとつ。
イタリアのナポリで60年、革手袋を作り続ける
「Picaro’s Gloves」(ピカロスグローブス)というブランド。
工場で数人の職人をかかえ、裁断から縫製、出荷まで
一貫して自社で行っている。
裁断場の隣にミシンが並ぶような家族経営のブランドです。
アナベルでセレクトしているのは、カーフレザーを使った
ライナーがシルクになったタイプとカピパラの一枚革タイプ。
こちらがライナーシルクのタイプ。 ¥12,600
こちらがカピパラ。
カピパラは、革そのものの質感を生かした一枚革。
そして、ほぼフルハンド。
¥16,800
革の手袋は冬のコートをひきたてます。
カジュアルには温かみのある毛糸の手袋。
綿のトレンチやステンカラーをかっこよく着たら革の手袋がおすすめです。
時間や約束事にはとかくいい加減なイタリア人ですが、
頑固で絶対に謝らない、昔ながらのモノづくりを
脈々と次の世代へつなげていく職人気質な一面が素敵です。