貧しい芸術
1年ほど前の出会いを今も忘れない。
一目ぼれのようにお取り扱いをスタートし、
恐る恐る販売をスタートしたパンツがある。
「Arteporvera」(アルテポーヴェラ)の加工チノ。
グレー ¥19,950(税込)
これを女性が履いたら絶対にかっこいい、、
という期待と直感は、この春実感へとかわった。
丈がやや長めのブラウスで。
ネイビー
かなりボリュームのあるスモックに。
カーキベージュ
丈の短いブラウスに。
シャツワンピースとの重ね着に。
受け入れてくれるお洋服の幅は、果てしない。
この半年間、自分でも履いてみた。
良く来ていただくお客様はご存知の通り、
かなりのヘビーローテーションだ。
気に入ったこともあるが、どんなパンツか?
自分で確かめたかったこともある。
そして、この秋、、
本当によくできたパンツだという確信を得た僕らは
デザイナーさんに相談し、アナベル別注カラーを作ってもらった。
色には全く迷いがなく、すぐに頭に浮かんだのは「白」。
かなりの出来栄え。
さすがです。
一見着こなしが難しそうなデザインの入ったブラウスも
かるく受けとめてくれます。
ヨコ姿。
ボリュームのあるスモックも良く似合う。
1960年代後半、イタリアの若手アーティストが中心になり
巻き起こした芸術運動。
その名も「Artepovera」(アルテポーヴェラ)。
常識的な道具や画材の一切を放棄し、
誰にでも手に入る「そこにあるもの」を
そのまま使うことでアートを生み出した。
彼らの精神に感銘を受けたデザイナー鹿野氏は、
自らのブランド名とし、モノづくりをスタート。
今あるものをリメイクすることから始まり、
現在は様々なアイテムを手掛ける。
履き続けることで、自分の心境がどう変化するか?
興味深い一品です。